司法書士試験の参考書に「請負契約の承諾者が、申し込みの内容に変更を加えてこれを承諾した場合、その承諾をしたときに変更した…

Question

司法書士試験の参考書に「請負契約の承諾者が、申し込みの内容に変更を加えてこれを承諾した場合、その承諾をしたときに変更した内容による契約が成立する。」という問題があり答えが×だったのですが何故×なのかわかりません、わかる方教えて頂けると助かります。

Answer 1

変更を加えた承諾は、新たな申し込みとなります。
請負云々は正誤判断に関係ありません。

Answer 2

条文を確認しましょう

第522条
契約は、契約の内容を示してその締結を申し入れる意思表示（以下「申込み」という。）に対して相手方が承諾をしたときに成立する。

第528条
承諾者が、申込みに条件を付し、その他変更を加えてこれを承諾したときは、その申込みの拒絶とともに新たな申込みをしたものとみなす。

申し込みと承諾で成立
新たな条件を付けた場合は、それは新たな申し込みとなる。
ですから相手が承諾しないと契約が成立しないのです。