陸上・航空自衛隊が無帽、海上自衛隊が帽子着用の写真が多い理由として考えられるのは、制服・制帽の様式と規則が影響しているのかもしれません。 陸上・航空自衛隊の制服には肩章や襟章があるため容易に階級が判別できますが、画像のような上半身のみの写真では、海上自衛隊の幹部冬服は階級章が袖に付いているため将官なのか佐官なのか、あるいは尉官なのか識別することができません。 また海上自衛隊の制帽には、陸上・航空自衛隊とは異なったルールがあります。陸海空それぞれ佐官用制帽の鍔には金モール(航空は銀)の桜葉の模様があしらってありますが、海上自衛隊ではこの模様が入るのは二等海佐以上となっていて同じ佐官でも三等海佐にはありません。 理由として三等海佐は小型艇の艇長や分隊長レベルで、対して二等から一等海佐は護衛艦の艦長や隊司令といった独立した戦闘部隊の部隊長レベルで同じ佐官でも責任の重さが違うため厳密に区別されています。 そこで金モールの模様のついた帽子を被ることで二等海佐以上の上級指揮官(鍔の金モールが二重であれば将官)であることを強調しているのだと思います。
制服着用の時は制帽もかぶるのが基本ですので、 写真も帽子をかぶっている状態が本来の正式なスタイルです。 ただし身分証明書用など、判別を優先する場合の写真は 帽子をかぶりません。
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