解決済み
外資コンサル、金融業界人からすると、アホらしい質問だと思いますが質問させてください。 こういった仕事は、激務で高給といいますが 給料を多少減らしてでも、社員を増やして職場を働きやすい環境にする という風にしないのはなぜでしょうか? 外資企業特有のシビアさ、ということでしょうか?
1,252閲覧
まず外資コンサル・外資金融に入社を希望するような方は、「自分の能力をフルに発揮して、たくさんの収入を得よう」と考えている方が少なからずいます。またそのくらいの性根が無いと仕事についていけません。 目が回るくらい忙しいのが彼らにとっての働きやすい環境です。 もちろん社員を増やして、自分の仕事が楽になって、しかも給料が増えるならみんな賛成するでしょうが、社員を増やして一人当たりの給料を多少減らしてでも、となると反対意見が続出すると思います。 一部の日本化が極端に進んだ会社を除けば殆どの外資系の会社と社員の関係はビジネスとして契約の上に成り立っています。良い意味でも悪い意味でもドライな大人と大人の関係です。自分の能力を正当に評価し、高く買ってくれることが社員にとっての働きやすい職場であり、仕事の楽さ加減についてはあまり気にしていない方が多いと思います。 一方で会社側にも人数を増やさない理由があります。外資系は会社や個人の評価を数字で表します。逆に数字に表れないものは評価されにくいのです。300人で300億円稼ぐ会社と、500人で1000億円稼ぐ会社を比べると後者が優れていますし、300人で300億円稼ぐ会社と、300人で200億円稼ぐ会社を比べると前者が優れています。これは優劣の比較が簡単です。 しかし300人で300億円稼ぐ会社と400人で320億円稼ぐ会社ではどうでしょう? この場合、必ずしも後者が優れているとは言わないのです(言う場合もあります)。 売り上げ・利益の金額の多寡を重視する会社もありますし、一人当たりの生産性を重視する会社もあります。それはその会社の評価基準に拠ります。社員の数もまた評価の数字の1つなのです。 もちろん最も優れているのは300人で320億円稼ぐことです。 ですから外資系は社員の数を極力増やさないようにして、会社の業績だけを伸ばすことを考えます。 そこでより高い目標が設定され、その目標をクリアすれば高額な処遇が約束されます。(その方が新たに一人雇用するよりコストを抑えることが出来ます) 社員を増やして職場を働きやすくしよう・・・という発想は会社にはもちろんありませんし、社員にもあまりないと思います。 社員は何だかんだ言いながらも激務大好きなんです。 それをシビアというならその通りかもしれませんが、本人達もシビアとは思っていても周りが案じるほど深刻に悩んでいません。
原理的に「激務」を解消で出来ない仕組みだからだと思います。 国内トップクラスの高給取りである大手ITコンサル会社の成果主義を例に挙げて簡単に説明します。先ず一人ひとり時間当たりの単価が付いています。例えば1日8万円(1時間1万円)とすると1ヶ月20営業日160万円を埋めるだけの仕事を提案してお客様から受注を受けなくてはならないというルールがあります。(実際は数ヶ月分の大きな仕事を提案します) 受注を受けた160万円の中から給料が支払われます。日々発生する会議、問題処理、人からの頼まれごとや研修、出張は1日8万円の計算外の仕事であり基本的に残業で対応しなくてはなりません。 会議、問題、人からの頼まれごとが一切発生しないのであれば残業無しで帰れますが、まずそんなことはあり得ないです。 よって、上記のような成果主義が存在する限り「激務」は解消されません。
外資でも特にコンサル、金融は在籍年数が短いのですよ。採用する方もされる方もまず定年までいられるとは思っていません。社長ですらコロコロ変りますからね。 また外資ではステップアップしたいと思ったら、空いているポジションを自分で探さないといけないです。例えばマネージャに昇進したい場合、もの凄い業績を上げて立場は変らないけどグレードだけあがるか、自社でマネージャのポジションがなければ同業他社のマネージャに応募するとかが普通です。 転職を同業他社間で行う事も多くて、外資系の会社を渡り歩く人も結構多いです。 結局、会社という組織に紐付くと言うより、自己の職種(プロフェッショナルスキルとコンピタンス)に紐付いて仕事をする事が多くなり、今現在の自分の市場価値の最大限を貰おうとします。 そして多くの人は50歳くらいでのアーリーリタイアを目指していますので、会社の環境は仕事ができさえすれば良いのですよ。むしろ余計な経費をかけて欲しくないと思ってます。
1つの仕事を複数の人間で分けるのが難しい業務をやっているのですよ。 それに人数が増えたら、連絡や調整ばかりで本来業務の時間が減ってしまう。 合理性を追求するからシビアなんですよ。別に従業員をいじめるためにやっているわけではない。 それともう1つ。 本社はアメリカやヨーロッパなんだから、時差のせいで真夜中に仕事をしなくちゃいけないこともあるんです。 激務というのは、ただ労働時間が長いせいだけでもないんです。
< 質問に関する求人 >
金融(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る