SLAとは、顧客と物流企業との間で締結する物流サービスレベルについての合意書です。顧客(荷主企業)は、物流サービスを提供する物流事業者に対して、委託する物流業務の内容・範囲及び前提条件などを明確にし、サービスレベルに対する要求事項を明文化します。物流業務とは、入出庫などの荷役業務・在庫管理業務・運送・事務作業などです。 「KPI」とは「Key Performance Indicator」の略で、日本語では「重要業績評価指標」と言います。このKPIは物流現場の効率化やコストマネジメントを行ううえで重要な基準となる数値となります。 つまりSLAは荷主と物流企業が結ぶ契約です。 KPIの方は、物流目標値を決め、目標を達成する指標にします。 目標値は以下の様な業務で目標を立てます。 【コスト・生産性】 保管効率(充填率、坪効率等) 人時生産性(庫内作業) 数量当たり物流コスト 日次収支(物流センター) 実車率 実働率 積載率 日次収支(トラック) 【品質・サービス】 棚卸差異 誤出荷率 遅延・時間指定違反率 汚破損率 クレーム発生率 【物流条件・配送条件】 出荷ロット 出荷指示遅延件数 配送頻度 納品先待機時間 納品付帯作業時間 納品付帯作業実施率 一般的にこれらのデータの活用はリアルタイム性が求められますが、一方でKPI管理に必要な情報を集めるためにはそれなりの時間・労力が必要になります。近年では倉庫実行システム(WES)やWMSを活用することで、KPI管理そのものの効率化が進んでいます。上記KPIの詳細は国土交通省の「物流事業者におけるKPI導入の手引き」で詳しく紹介されています。
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