書道教室を開いたり、フリーランスで書道の仕事をするには文部科学省の書写検定一級があった方がいいですか？

Question

書道教室を開いたり、フリーランスで書道の仕事をするには文部科学省の書写検定一級があった方がいいですか？書道教室の先生2名（お互い別の教室）にお話を聞いているのですが、2人とも違った事を言っておりどちらの言ってる事が正しいのか分かりません。

2人の先生から言われたことは以下の通りです。

A先生→文部科学省の書写検定の一級は取っておいた方がいい。書道教室を開けるだけだはなく、フリーランスとして賞状作成や学校の臨時講師などいろんな仕事を貰える。書写検定一級を持っている。先生の教室に通うため、車で1時間かけてくる方や県外でオンラインで教えてもらっている人もいる。

B先生→書写検定一級が無くても教室は開ける。資格があるのと教室に人が来るのは別。私自身書写検定の一級は持っていない。先生を目指している方には楽しく指導できる方法を教えている。

ちなみに、2人とも師範です。
A先生の所では15年教えて頂いており、厳しい事もなく、コーヒを飲んだり雑談しながら楽しくやっていました。今は私が県外に引っ越してしまっておりなかなか会えない状態です。

B先生の所はまだ通った事がありませんが、私の住んでいる県で唯一日本ペン協会の教本を使っている所です。

正直、B先生の言葉は書写検定一級を持っていない言い訳を言ってるようにしか聞こえませんでした。ちなみに、書写検定一級をとりたい事、そのために教室に通いたい事を伝えたらなぜ書写検定一級をとりたいのか？自己満足なのか？それとも教室を開きたいからなのかと聞かれました。

書写検定が必要なくても、相手の印象を良くする為にとっておいた方がいいと思っています。受験料も8000円と高い訳ではなく、知識や技術があればすぐにとれるはずなのに、なぜあえてとらないのか不思議でなりません。書道の知識が無い状態で相手に教えているのではないかと思ってしまいました。

皆様ならどちらの先生の言葉を信じますか？
宜しくお願い致します。

補足

ちなみに、書写検定の合格率は10%前後です。合格率は低いけれど、書道の先生をしているならすぐとれるよね？という意味ですぐにという言葉を使いました。

Answer 1

どちらの先生のおっしゃることも一理あると思います。

A先生のおっしゃるように、資格というものは、無いよりはあったほうがいいと思いますし、ごく少数だとは思いますが、書写検定一級を持っている先生に習いたいと思う人もいるかもしれません。

また、B先生のおっしゃるように、書写検定一級を持っていなくても教室は開けます。

所轄の税務署に開業届を出せば、誰でも習字教室や書道教室は開けます。
どこかの団体に所属しているのであれば、その団体が決めた師範免許なり、資格なりを取得する必要がありますが、どこにも所属しなくても書道教室は開けます。

全国に共通した師範免許などは存在しません。

特に子どもさん相手の習字教室の場合、生徒が集まるかどうかはその地区の保護者次第であって、先生が書写検定何級を持っているか、ではなく、この教室から例えば夏休みのJAコンクールに何人入選したか、などの口コミが鍵です。

質問者さんは将来どういう書道教室、または習字教室を開きたいのですか？
A先生のように、教室時間中にコーヒーを飲んだりできるような、そんなのんびりした教室を目指すなら、書写検定などむしろ必要ないのではないでしょうか。

フリーランスでの書道のお仕事も視野に入れておられるようですが、書写検定一級は確かにあった方がいいかもしれませんが、取得すればたちまち仕事が舞い込んでくる、そんな事はありません。
舞い込んでくるとしたら、書写検定の受験会場のお手伝いのお仕事くらいです。

あと、日本ペン協会に拘る理由はなんでしょう？

書写検定一級を持っていないからといって、その人に書道の知識や技術がないのでは、と勘繰るのは早合点です。

ちなみに、ですが私は書写検定一級を取得していますし、とある有名書道展での特別賞入選の経験もあります。

そして個人で習字教室を開いていますが、特に一級取得の看板を掲げていませんし保護者の方にも告知していません。
それでも生徒数は90人近く集まりました。

大人の方が集まる書道教室なら、
「私は一級持ってます！」と看板を掲げれば「おお！」ともなりますが、子どもさん相手の習字教室では、
「書写検定？なんですか、それ」で、終わりです。
（英検ほどの知名度はない…）

私ごとばかりで恐縮ですが、私が書写検定一級を取ろうと思ったのは、まさに自己満足です。それ以外の何にもありません。
ただただ、あの一級の指導者証がかっこよくて「欲しい！」と思ったから取ってみました。
部屋に飾っています^^;

Answer 2

すぐとれるような資格に意味はない…と思っているのでは？
国家試験ならまだしも…ねえ。