教えて!しごとの先生
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私は高校を卒業したら美容部員になりたいと思っています。

私は高校を卒業したら美容部員になりたいと思っています。元々化粧品やメイクをするのが好きで調べたり売り場を見るだけでワクワクするほどなのですがその好きという気持ちだけで働き続ける事が出来るのでしょうか…? 好きな物を追い掛けた方が良いのか憧れのままでいた方がいいのか迷っています。アドバイスを頂きたいです(*_ _)

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回答(1件)

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    たぶん、あなたの夢をたたき壊す回答だと思います。 長文を書きますので、どうしても嫌なら読まないでください。 結論としては、別の仕事をして、化粧品やメイクは趣味にすることをおすすめします。 美容部員に向いているのは、舌先三寸でお客様にいらない物まで買わせる能力がある人です。 新卒で美容部員の採用試験を受けられるのは、高校を卒業した後の、専門学校、短大、4大の学生です。 先にネットでよく見かける「高卒以上」の求人について話します。 これは現状全て、「中途採用」です。 つまり社会人の転職です。 高校を卒業してしまえば、フリーターから転職は可能です。 アルバイターではなく、実家にいて中途採用の求人を探し、応募すれば、社会人経験がなくても適性があると判断されれば採用されます。 しかし落とし穴が深いのです。 中途採用は、非正規社員からのスタートです。 大抵契約社員です。 時給は現在、1000円以下はあまりないようですが、時給制あるいは日給制であり、入店できた時間、日数で給与が変動します。 コロナ禍のようなときにまず仕事を減らされるのが非正規です。 時給1000円、実働8時間として、1日8000円、22日出られれば176000円、税金、保険、その他が引かれても手取りは15万くらいはあるかと思います。 が、これが15日だったら、額面で12万、手取りは9~10万程度です。 美容部員はなぜか会社から化粧品の支給があると思われていますが、そんなものはありません。 自分で買います。 社割はありますが、せいぜい2割引です。 自分が売る化粧品は高級化粧品なので、自分が使う物も高級化粧品です。 下地、コンシーラー、ファンデ、フェイスパウダー、アイブロウの減り方が尋常ではありません。 フェイスパウダーが税込み11000円だとすれば、社割でも8800円です。 上に書いたアイテムで、デパコスだとざっと35000円くらい、社割があったとしても3万弱になるだけです。 もちろんスキンケアも、1万円の物を売るのに、自分が他社の1000円の化粧水、というわけにはいきません。 毎月化粧品だけで、3~5万出て行くんです。 手取りが10万だと、残金5万です。 実家にいて親に生活を頼ればどうにかなりますが、一人暮らしをしようとすると、化粧品代と家賃で給料が消えます。 手取り15万だったとしても、毎月化粧品に3万、家賃・共益費に6万、光熱費と水道代で1万、この時点で残り5万円です。 消耗品と食費で、ケチってケチって3万だとしても、遊びに行くお金や他社の化粧品を買うようなお金は残りません。 非正規はボーナスもありません。 高校を卒業してすぐの、まだ子どもの延長のような人には、過酷すぎるのです。 だから絶対に新卒正社員採用を受けて入社すべきで、そのためには専門学校か大学へ行かなければなりません。 国産を目指すなら短大でもいいですが、外資系は短大生を募集していないことがあるので、短大はおすすめしません。 現在、ちょうど就活の時期なので、「メーカー名 新卒採用」「ブランド名 新卒採用」で検索し、募集要項の学歴欄を確認してください。 次に舌先三寸で物を売る話をします。 美容部員の仕事は、売ることです。 メイクもエステも接客も、仕事の一環ではありますが、販売に繋がらなければ、それは遊んでいたのと同じ事で、仕事にはなりません。 それが「接客販売」の仕事です。 再来店を狙うならば、決して無駄ではありませんが、接客に1時間かけたのに売上0の客がいた場合、残りの時間でその分を取り戻さないと行けません。 高額リピーターは滅多にいません。 その場に来たそのお客様にいくら買わせるか、それが接客販売の腕の見せ所であり、仕事の醍醐味でもありますが、だからこそ「お客様のために」と思っている人は、売上を作っていくことができません。 接客販売になぜノルマがあるのか、それは会社の売上を作るのが販売員だからです。 私は接客販売は美容部員含めていくつかやったことがありますが、現在しているのは、ほぼ接客なしでお客様が勝手に買っていくような業種です。 要はスーパーやドラッグストアやホームセンターのようなところです。 こういうところは、従業員全員で全体の売上を作ればいいのですが、接客販売は1人1人が売っていかないと、売上ができません。 だからノルマがあるのです。 ノルマとは言わず、目標という言葉ですが、必達ですから、同じ事です。 美容部員はノルマがこなせず、かつ薄給であり、自社の化粧品に給与の多くを持って行かれる、しかも土日やカレンダー上の連休はほぼ仕事、友達と休みが会いませんし、結婚後は子どものイベントに出られません。 だからだんだん追い詰められていくんです。 離職率が高い理由によく人間関係が挙げられますが、みんなノルマに必死で、下手をすると客の取り合いが起こるので、どうしてもギスギスしてしまうわけです。 接客販売は、好きだけではどうにもなりません。 売る才能、それが無ければ売る技術を身につける、これが必要です。 進学できるのならば、在学中に販売ノルマのあるアルバイトをしてください。 販売ノルマがある仕事は、基本的に売り方は同じです。 何か1つよく売れる人は、ほかの物も売れます。 何か1つも売れない人は、ほかの物も売れません。 私は後者なので、接客販売の仕事は二度とやりません。 物を売る人は、とにかく口がうまいです。 その分野に詳しいのはもちろんですが、お客様を自分のペースに巻き込むのがうまいんです。 いくらその分野に詳しくても、これがないと売れないんですよ。 美容部員の場合、いくらメイクがうまくても、売上は上げられないんです。 自分のペースに持ち込み、お客様が本来求めていない物を売り、ノルマを達成し、成績を上げていきます。 だから20歳の人に1万円の美容液や10万円のクリームを売ります。 この話を見て、「うっわ、むり……」と思ったら、趣味にとどめてください。 下手をすると化粧品を嫌いになります。 ノルマ上等、20歳の女性に10万のクリームを売るのは、その人のために必要!と思えるなら、向いていると思います。 売上を上げられる人は、販売技術を駆使し、計画的に行う人がほとんどですが、ときどき本当にナチュラルに売る人がいます。 完全に才能なのですが、こういう人たちのすごいところは、ナチュラルに「これがこの人に必要だ」と思っているところです。 上の例では、本気で「20歳の女性だがこの人には10万のクリームが必要だ」と思っているので、聞いている方もその気になるんです。 こういう人は接客販売をすべきです。 超長文になり、申し訳ありません。 一言、生活がきつい上、精神的にもきついからおすすめしない職業と書いてもよかったのですが、具体的なイメージを書いた方がいいと考え、このようにさせていただきました。 まずは新卒採用の募集要項を探し、読んでみてください。

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