一級建築士の難易度について。 素朴な疑問です。 お世辞とか社交辞令抜きで教えていただきたいです。 父親が一…

Question

一級建築士の難易度について。

素朴な疑問です。
お世辞とか社交辞令抜きで教えていただきたいです。

父親が一級建築士で構造計算の資格も持ってます。父は実家が貧乏で大学に行けないからと、始めから工業高校の建築コースに進み、高卒で実務経験を積み、最短で二級建築士、一級建築士にそれぞれ一発合格したとのことです。
そのあと構造計算の資格も一発？で取ったとのこですが、これは難しいものなのでしょうか？

最近、旧帝の国立大学の建築学科を卒業した友人が
資格取得に苦戦してるようで、本当は難しい資格なのかなと思い始めました。

家ではずっと寝てるか、テレビ見るか、アイスとお菓子食べるだけの大卒でもない、スマホさえも使えない父が上記のような感じで取得していたので、
そんな難しいものと捉えていなかったのですが、
相当難しいならあまり友人に下手なことを言えないなと思ってます。

知り合いに父の職業を言うと、みんな社交辞令で凄いとは言うのですが、
母に聞いても、多分凄いのかな？くらいのテンションです。

知恵袋だとお世辞抜きでちゃんと第三者の意見が聞けると思い、質問させていただきました。

実際に建築業界の方や、建築系の資格に詳しい方に教えていただけると尚嬉しいです。

Answer 1

一級建築士は、建設業界最高峰の国家資格です！
国家資格を取得し、登録することで登録証（免許証）がもらえますので、業務を開始できます。この時に登録免許税として、6万円を納めますが、これは資格試験では最高額で、弁護士や医師と同じ金額です。
また、一級建築士に合格すると新聞や公報などで合格発表がされますが、受験番号ではなく、実名で発表されます。
つまり、公の仕事を許された証なのです。よって、広く全国に実名で告示されるのです。
また、一級建築士は、一次試験（学科試験）と二次試験（製図試験）があり、この両方に合格する必要があります。
この一次試験である学科試験は、5科目で6時間半の試験時間で行われ、正答率7～8割でなければ、合格できません。一次試験の合格率は、今年度15.2％でした。その一次試験合格者が、二次試験である製図試験に挑戦することになります。
その二次試験は、試験当日に与えられた課題に従い、法令を遵守し課題条件の通りに実際に設計を行います。6時間半という短時間に記述と製図（図面4つ）を書きあげます。この二次試験の合格率は、今年度35.9％でした。
つまり、一次試験と二次試験の両方に一発合格できる合格率は、5.4％（15.2％×35.9％）ということになります。
これは、東大卒の受験者から二級建築士からの受験者を含め、100人が受験したとして5人しか合格できないことを意味します。
ちなみにこの5.4％の合格者のうち、約73％が大学卒です。
以上から、質問者の父上は、5.4％の合格者のうち、二級建築士から受験し合格した16.9％の難関を突破してきたことを意味します。
これは、5.4％×16.9％＝0.9％の確率になります。
全受験者の0.9％が二級建築士からの一級建築士合格者になります。
例えると、100人が受験したとして1人未満、1000人が受験したとして9人が合格できる確率なのです！

Answer 2

昔の1級建築士は商業高校出身者も手順を踏んで合格していました。
今は難しいようです。

Answer 3

一級建築士は高齢化が進んでいて、登録者の内、半数以上を5～60代が占めます。全てが現役で活躍されているとも思われません。そのため、4年制大学の場合、在学中にも受験できるようになりましたが、登録はあくまでも実務2年の経験を経てからです。合格率は10%前後。構造設計一級建築士は、そこから更に5年の実務経験を積まないと受験できません。登録者数は全国に1万人程度で、この中には講習受講のみで資格を与えられる学識経験者も含まれますから、実務レベルではかなり希少な存在と言えます。ただ、一級にしろ構造一級にしろ建築分野で仕事していれば珍しくはありません。持っていないと仕事できないから・・。なのに、社会的地位はそれほどでもありません。医者や弁護士と違って建築の仕事は所属事務所の誰かが資格を持っていれば、その名の下で建築士面することができます。尚、構造設計一級建築士は構造を本業としている者にとっては難しくはないと思います。

Answer 4

私の友人は、工業高校電気科を卒業して一級建築士を取りました。
電気科ですよ。

取ってしまえば、たいしたことないです。