トレーディング目的で保有する棚卸資産についてですね。 ご質問への回答の前に、トレーディング目的で保有する棚卸資産とは何かを確認させてください。 「棚卸資産の評価に関する会計基準」を用意しましょう。 「結論の背景」「トレーディング目的で保有する棚卸資産の評価基準」の60.から引用します。 > 60. 当初から加工や販売の努力を行うことなく単に市場価格の変動により利益を得るトレーディング目的で保有する棚卸資産については、投資者にとっての有用な情報は棚卸資産の期末時点の市場価格に求められると考えられることから、市場価格に基づく価額をもって貸借対照表価額とすることとした(第15項参照)。 やや読みづらい文章かもしれませんね。 ポイントとしては「当初から加工と販売の努力を行うことなく単に市場価格の変動により利益を得る」というところです。 「単に市場価格の変動により利益を得る」ということから、代表例としては、金地金(いわゆるゴールド)が挙げられます。 > 棚卸資産って、そもそもトレーディング目的ではないんでしょうか? ここまで読み込むと、棚卸資産がトレーディング目的でないことは明白ですね。 通常、商品を仕入れて販売したり、材料を仕入れて加工して販売したりすることは「加工や販売の努力を行っている」ことになります。 > 確か棚卸資産って取得原価まで下げますよね? 棚卸資産は取得原価をもって貸借対照表価額とするため「下げる」ことはしないはずです。 「正味売却価額」に切り下げることはします。 わからない点があれば、コメントをください。 <<追伸>> こういった会計処理に関する点に疑問を抱いた場合、会計基準を確認すると疑問が氷解します。 電子化されているため「トレーディング目的」といったキーワードで検索すると、そのキーワードだけの文章を拾い読みできます。
なるほど:1
< 質問に関する求人 >
棚卸し(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る