市職員試験と警察試験はどちらが難しいですか

Question

市職員試験と警察試験はどちらが難しいですか

Answer 1

公務員試験の難易度を明確に示す基準は存在しませんので、比較が難しいです。

ただ、ある公務員専門学校（公務員関係のコースの全生徒数は数百人）が、詳細に実績データを提供してくれるので、その2020年度の合格者の出身高校偏差値（「みんなの高校情報」で確認できる学校のみ・学科により複数の偏差値がある場合は高い方を採用）を分析すると、次のとおりとなります。

市役所の事務系職員
一次合格者（のべ約45人）…平均55.66・中央値52・最高67・最低39
最終合格者（のべ約10人）…平均52.08・中央値52・最高61・最低40

警察官
一次合格者（のべ約40人）…平均51.35・中央値50・最高67・最低37
最終合格者（のべ約15人）…平均50.00・中央値51.5・最高66・最低37

このため①高校偏差値で言えば、筆記試験は2～4程度、最終合格は1～2程度だけ市役所事務系職員が高いこと、②筆記合格者が最終合格する割合は警察官の方が高いこと、の2点から、市役所事務系職員の方が「難しい」と言えると思います。

なお、実際の難易度は団体・地域の差や年度差もあるでしょう。
また、そもそも「合格者の出身高校偏差値」で難易度を判断すること自体、妥当とは言えません。
ただし多くの場合、公務員を目指す段階で大学受験には注力しておらず、受験偏差値が正確に把握できない状態となります。
そうした状態の自分自身と知人数人の実績から「難しい・簡単」としか判断できないのが普通ですから、一次合格者のべ100人程度の比較ですから参考にする意味はあると思います（…それでも、偏差値が高い/低い人が数人でも加われば、平均値等に結構な影響を与えることは確かですが）。

なお、これらは高卒程度の分析です。
大卒程度について、一定の参考になる分析などは見たことがありませんし、その分析の材料とできそうなデータも見たことがありません。

Answer 2

データを基にした論証が既にありますが、常識的に地方公務員で一番筆記が易しいのは警察官です

私は横浜市在住ですが、大卒程度事務系となると横浜市庁には東大、早稲田、慶応の学生が普通に受験してきます。おそらく採用数が一番多いのもこのレベルです。国立大もしくはMARCHレベル以上でないと合格は不可能です

一方神奈川県警警察官ともなれば、大東亜帝國レベルが受験者の中心です。国士舘は特に受験者が多いようです。

出身大学のレベルを考えれば横浜市庁合格が神奈川県警合格より難しいことがわかりますね