パートとして働き始めて1年が経ち会社から契約更新のお知らせが届きました。 その内容が有期雇用から無期雇用に契約を変…

Question

パートとして働き始めて1年が経ち会社から契約更新のお知らせが届きました。

その内容が有期雇用から無期雇用に契約を変更するとのことだったのですがなにか大きな違いはあるんですか？そういうのって自分から無期雇用にしてくださいって申し出るのではなく会社側が判断して契約内容を変更するのですか？？

誰か教えてください！

Answer 1

平成25年4月1日に施行された改正労働契約法で、無期転換ルールというのができました。
「有期労働契約の通算期間が５年を超えていること」「契約の更新回数が１回以上」「現時点で同一の使用者との間で契約していること」の３要件が満たされる有期労働契約者が対象となります。

契約が無期になることと、正社員になるということは異なるのですが、そういうことにする会社もあります。

通常は有期契約労働者のほうから「無期にして」と申告するのがふつうです。
無期にしたくないために有能な方でもその直前で契約を打ち切ってしまう会社がある中で、申し込んでないのに会社側から言ってくるのは良心的といえるところもあります。

会社として無期にするメリットは、優秀な人なら働き続けてもらえる期待ができるので、コストをかけて研修してもすぐ辞める人に比べれば安心できます。
また、国からキャリアアップ助成金が受けられたりします。

一方で人件費が厳しくなってきても有期雇用のときのように契約期間満了でかんたんに打ち切ることができないので、ある程度の覚悟は必要になります。
そのぶん労働者の立場からすれば雇用は安定することになります。

＞そういうのって自分から無期雇用にしてくださいって申し出るのではなく
＞会社側が判断して契約内容を変更するのですか？？

前述のとおりご自分で申し出るのが本来です。
しかし申し出ない自由もあったわけです。
有期労働者が「無期」を申し出て、要件を満たしていれば会社は法的にその申し出は断れません。
しかし申し出ない自由はもともとあるので、会社側が「無期にします」といっても「このまま有期雇用でいいです」と断ることはできます。

それで会社が「ありがとう」というか怒るかはわかりませんが、怒る理由はあんまりないと思います。
「せっかく無期にしてあげたんだから喜ぶと思ったのに、せっかくの親切を踏みにじるの？」っていうことくらいしか怒る理由は思い当たりません。