現役の地方公務員です。国家Ⅱ種(いまの一般)も受験したので、少しばかりノンキャリアの出世について調べたこともあります。また、公務員になって5年目で某省庁本庁に2年派遣された経験があります。 「国家公務員一般職でも総合職のように昇進は可能なのでしょうか?」 とのご質問ですが、結論からいうと、まず無理です。 総合職のキャリアは、職の別(事務や技術など)はあるにせよ、だいたい3年目で本省庁係長、6~7年目くらいで専門官(課長補佐級の一番下、本省庁では机を他の職員とくっつけている)、そして40歳前後で本省庁課長級に昇任にします。以降の出世は、個人の資質や職(事務技術職の別、さらに技術も細分化されている)、省庁ごとにさまざま。事務次官まで出世する人もいれば課長で終わる人もいます。 なお、課長級以上に出世できる立場の職員として、厚労省の医官や法務省の検察官がありますが、通常のキャリアとは、まったく別の出世ルートがしかれています。 対して、一般職のノンキャリアは、順調に出世した場合12~3年くらいで本省庁係長級、その後、長い係長経験経て(係長級でも段階がある)、50歳ちかくで課長補佐級、といったところではないでしょうか。もちろん係長級で終わる人が大半です。また課長補佐にまでなれる人は、本省庁勤務を経験している人が多いと思います。 超超超レアケースですが、石井さんというノンキャリアの大蔵省事務官が、地方局長そして外局の印刷局長に出世し話題になった例はあります。 まとめると、キャリア=最低課長級 ノンキャリア=最高で課長補佐級 となります。ノンキャリアはキャリアを超えることができない、国家公務員の人事制度は厳格に保たれてますね(-_-;)
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総合職のように、は無理です。 ただし、近年一般職を早期選抜し「総合職のように」人事異動させる仕組みは導入されて来ています。 また昇進スピードは当然本人の実力もありますが、機関や本省出先による差もあります。他の回答者とは異なりますが、30前後で本省係長(行(一)3級)になる人は普通にいますし、本省課長(行(一)9級)や管区や県単位機関の局長(指定職)もおりますね。概ね補佐級で終わるというのには同意ですが。
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例外はあります・・昔の国家公務員初級合格者が、本省No.2の審議官(事務次官級)についた例があります。ただし、この一例だけです。 文科省 丸山審議官 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%B8%E5%B1%B1%E6%B4%8B%E5%8F%B8 これはもう二度と起きないだろう空前にして絶後の事例です 結論は「無理」です
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