解決済み
アクチュアリーに関する質問です。今年の4月からD2(26歳)です。博士号取得後にアクチュアリーになるのは難しいでしょうか。今の景気状況を考慮して教えていただけると助かります。追記 一次試験のうち数学、生保数理、損保数理の3つは合格しています。
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アクチュアリー正会員の者です。 結論を先に言えば、 「一次試験のうち数学、生保数理、損保数理の3つは合格」 しているのであれば可能性は十分にあると思われます。 まず、誤解のないように(念のため)申し上げるとアクチュアリーは大学(院)在学中に2次試験を含めた全科目合格することはまずない(2次試験は実務に関する試験なので学生で受かるのは難しい)ので、アクチュアリーが在籍する会社(保険会社、信託銀行など)へ就職し、アクチュアリーを目指すことができるポジションにつけるかどうかということになると考えます。 20代半ばで、1次試験3科目であればこれらの会社に就職する可能性は十分にあると考えます。博士課程の研究との両立で大変だとは思いますが、あと1年で残りの2科目(年金数理、会計・経済・投資理論)のうち1科目、できれば2科目合格し準会員またはその1歩手前ということでなおその可能性が高まると考えます。 ただし、博士課程出身者がこのような会社に就職する例は少ない(修士はそれなりにいます)のがネックになるかも知れません(ご質問者の方もその点を気にされているのかも知れません)。 これに対しては、博士課程出身者を歓迎する会社に入るか、居心地の悪さ(博士であるということをほとんど評価されない。「同期」が最悪5歳年下など)を覚悟しても保険会社などに入るかです。 前者の例は、金融系のシンクタンクなどで見られますが、アクチュアリー試験の2次試験が対象としている(2次試験は生保、損保、年金コースに分かれる)実務からは少し外れる可能性があるというデメリットはあります。 なお、景気状況についてはあまり関係ないと考えます。保険業法の改正による保険者の増加(いわゆる無認可共済や公益法人の保険業法適用)、国際会計基準やソルベンシーIIなどの日本への適用、保険会社同士の合併などアクチュアリーのニーズはむしろ増加しているとすらいえます。私は保険の方のアクチュアリーなので、年金の方については具体的なことを申し上げられないですが、年金アクチュアリーも不足状態にあるということはよく言われていることです。 そもそも2年後の景気状況がどうなるかまったくわからないですし。
なるほど:2
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