お世話になります。 職業訓練に通い、webデザイナーを目指そうと考えている者です。

Question

お世話になります。
職業訓練に通い、webデザイナーを目指そうと考えている者です。もしもWebデザイナーになることが叶い、経験を積んだ次は、ブックデザイナーにもなりたいと思っています。

しかし、ブックデザイナーについて調べてみると「ブックデザイナーになるには、資格は必要ありませんが、デザインの知識やデザインソフトを使う技術が必要です。 出版社やデザイン事務所でデザインや本の編集方法を学びながら、経験を積んでいきます。」と検索結果に出てきました。

デザインの知識というと、他のサイトでは美大や専門学校を勧めており、実際例、職業訓練を経た人がブックデザイナーになれた人を見つけられませんでした。
Webデザイナーもですが、やはり、きちんとした学校で技術や知識を習得しない限りは、夢は叶わないのかと諦めそうになっています。

そこで、職業訓練でデザインを学ばれた方で、ブックデザイナーになられた方がもしいらっしゃいましたら、どのようにしてその職へ就かれたのか、お話を聞かせて頂けますと嬉しいです。

そして、三十近い年齢な上に未経験、そんな人材は世に必要とされないのでしょうか。
やっとやりたいことが見つかったのに、年齢で価値観を決められているような気持ちにもなり、辛いです。
試験に合格するかどうかだけでも参ってきているので、冷たいコメントだけはお控え願えますと有り難いです。
どうぞ宜しくお願い致します。

Answer 1

ブックデザインの経験はないですが、グラフィックデザイナーの経験と、あとイラストレーターとして装丁画を担当したり、作家として本を出した経験があります。
冷たいコメントはやめてとのことですが、現実が現実なのでちょっと厳しい回答になるかもしれません。
読みたくない場合はここで止めておいてください。

すごく正直に所感を言いますと、相当に難しい夢です。
理由としては、

①職業訓練校からまともにデザインの仕事に就ける人自体が少ない
②まして30近い年齢では非常に厳しい。会社によっては30才はそろそろ管理職側に回る年齢。その年齢の新人を扱いたいと思う人は少ない。（上司の方が年下になりかねない）
③ブックデザイナーは求人自体が少なく、元々かなり狭き門

という感じで、学歴・年齢・求人、すべてにおいて厳しいのが、3つ重なっているので、三重苦みたいになっているんです。

でも、当たり前ですが、絶対無理などは言えません。
世の中、いろんな可能性があり、本人の努力と運のめぐりあわせで、どうなるかわからないからです。

絵やデザインや漫画の仕事は、誰に無理と言われても、自分の意志で行動し続けた人が最終的に夢を勝ち取るという話は、あちこちにゴロゴロしています。

ただし、非常に可能性が低いということだけ頭に入れて、そのつもりで行動された方が良いと思います。あまりに無茶をすると人生が詰みます。

あと、夢を叶える過程では、かなりブラックな環境で、下手したら生死ギリギリみたいな状況で働かないといけないことがあると思います。（デザイン業界周辺が本当にブラック）そうなったら生きる方を選んでください。命がなくなったら元も子もありません。デザイン業界は過労死はまだけっこうあると思います。私が働いていた当時は珍しくなかったです。

また、この返信を見て心が折れそうな場合は、やはり最初からちょっとやめておいた方がいいと思います。
こんな回答しておいて何ですが、難しい夢を叶えるには、誰に何を言われても目指せるくらいの、強い意志が必要です。

で、どうしたらいいかって話なんですが。

上記①～③で、今からどうにかできそうなのは①だけです。
つまり、職業訓練校ではなく、せめて専門学校に行く。
質問者様が今20歳くらいならそっちをお勧めするんですが、問題はやっぱり年齢で…。
専門学校は高額です。しかし卒業時30才前後…特に30才を超えてしまったら、就職できる可能性はかなり低くなります。元がとれないということです。どんなブラックでもいい、死ぬ覚悟でかじりついていく、くらいの覚悟があれば、都市部であれば、どこかには就職できるかも…ですが…。
元がとれない覚悟で学費を出せるなら、専門学校をお勧めします。
奨学金が必要とか、お金が厳しいなら、勧められません。

何かとネックになる年齢の問題ですが、これについては、
①死ぬほど就活しまくって、めちゃくちゃ待遇悪くても入れるところに飛び込む
②フリーランスで活動する
この二つをやっていくしかないように思います。

①については、就活は運もあるので、必ず待遇悪いところにしか入れないというわけじゃないです。ただ可能性が高いというだけです。
あとは②フリーランス。
私は初めて装丁画の仕事をしたのは40才近くなってからです。フリーランスは年齢関係ないので。
ただ、それだけで生計たてられないことが多いので、②だけを主軸に考えるのは難しいです。
ブックデザインの場合、イラストほどフリーランスで仕事しやすいわけではないですが、クラウドソーシングみたいなところや、ココナラなどで例えば個人の同人誌の表紙とか、そのあたりから気軽に仕事をとっていくと良いように思います。

理想は、どこかせめてちょっと残業が多い程度の会社に入れて、そこに勤めてデザインの仕事を何かしらしながら、フリーランスでブックデザインの実績を作っていき、転職を目指すって形だと思います。

で、転職は、できれば30代前半まで。最悪でも30代までに考えた方がいいです。
多分40代になると、それこそ管理職としてしか求人がないと思うんですよね。

つまり、時間が本当にないので、頑張ってください。
くれぐれも、心身の健康に気を付けて。
うつになったり、体を壊したら、普通に働くことすらできなくなります。

Answer 2

職業訓練のwebデザインコースからブックデザイナーになれるか、というご質問。
それは高校の陸上部に入ったけどオリンピック出られますか、みたいなあまりに先の長い話。
あまりに遠すぎてどういうもんかわからないけどなれる人もいるんじゃないの？っていう感じじゃないですか。

その長い道のりを全部ひとつながりにするのではなくて職業訓練校からwebデザイナーになるって所で一旦切って、webデザイナーからのブックデザイナー、と別に考えた方がよいでしょう。

まずは職業訓練校からwebデザイナーになるっていうのもそうは簡単な話ではありませんよね。
職業訓練校からwebデザイナーになれる人っていうのはやはり美術系学校出身だったり前職でデザイン関係だったりっていう人がほぼほぼでは。
全くの畑違いからホントにwebデザイナーになれる人もいないわけではないですがそれは当然厳しい道ですから、人一倍頑張ってポートフォリオを作って就活頑張らないと難しいですよ。
何とかやっとなれてもブラック臭漂う様な所だったりっていうのもよくある話。
まずはちゃんとしたwebデザイナーになるって所が一つ目の大目標でしょう。

そのあとブックデザイナーになれるかどうか、それはそれで質問者さんにいかにデザインセンスがあるかで話は大きく違って来るでしょう。
デザイナーとして優れていて、なおかつチャンスに恵まれればあり得る話、としか言いようがないと思います。

反対に言えば「ムリってことはない」わけですから、あとは他にそういう人がいようがいまいが質問者さんがとにかくコツコツ努力を積み上げて夢を叶えるだけの話ではないですか。

Answer 3

知人に職業訓練を受けてWebデザイナーになった人がいますが、その人に聞いたところ職業訓練の教育レベルはかなり低い、特にデザイン面では何もやらないに等しいので、今から美大に入るんでもなければ、実質デザインに関しては独学でやるという気概と適性・素養を持っていることが必要になります。

あなたの現状から不可能だとは思わないですが誰でもできる道でもないですね。100人に1人もいないでしょう。

Answer 4

年齢は関係ないです。単純にブックデザインの仕事がクソ少なくて、ものすごい椅子取りゲーム状態になっているのです。

たとえば工場は日本全国にありますね。食品や雑貨は国民の生活に直結し、毎日必要とされるので、「工場でそれらを作る人」も大勢必要なわけです。

ところが。ブックデザインというのは、たとえば1種類5000冊作るのに、デザイナーがたったひとりで済んでしまうんですね！

そんなわけで、年齢関係なくブックデザインは狭き門です。優れたデザイン技能、印刷トラブルを起こさない適正なデータ作成能力を身につけていると認められた人がデザインを託されます。なんせ印刷に失敗して刷り直しとなると、何十万円の損害が出てしまいますから…（カバー刷り直しの地獄を見た人談）。