公務員の土木職の採用についてです。 自分の調べが甘く、困ったことになってしまいました。 私は防災に興味があり…

Question

公務員の土木職の採用についてです。

自分の調べが甘く、困ったことになってしまいました。

私は防災に興味があり土木を選考しました。その中でも公務員志望で、先日市役所にエントリーシートを提出しました。

そこで、活躍したい分野ややってみたい仕事の欄に、社会基盤の整備と防災計画の立案・実施と記入しました。

しかし、後者に関しては危機管理課という部署が主に行なっていて、一般的には土木技術者が関わることは無いとインターネットの記事で拝見しました。

てっきり防災に関連することなので、数年おきの部署の移動でいずれは関わる機会もあると勘違いしてしまいました。
完全に自分が甘かったです。

今度試験前の簡単な面接があるのですが、その際に「土木だとこの仕事には関われないけど大丈夫？」と聞かれてしまうことになると思います。

そこで、現在考えているのは社会基盤整備に主に携わりたいと述べた上で、
・土木技術職として様々な仕事を経験し、いつか配属していただける機会がある際には自分の技術者としての視点も生かしていきたい

と答えようかなと考えているのですがいかがでしょうか？

とても長くなってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございます。
何かご意見いただけたら嬉しいです。

Answer 1

元国土交通省地方整備局の土木系の技術職でした。
まず、あなたがエントリーした自治体を含め、すべての地方自治体には災害対策基本法に基づく「○○市地域防災計画」が必ず策定することが義務化されており、かつＨＰで公開されているのでこれに目を通してみて下さい。
自治体の防災計画の根幹はこの地域防災計画であり、市民の生命、財産等を守り、安全安心な地域とするための ”災害予防、災害応急対策及び災害復旧・復興”の対応マニュアルです。
あなたがどこの危機管理課が計画策定の主体で土木の部署がすることでないという、あやふやな？情報を目にしたのか、分かりませんが、、ザグとした言い方いえば○○市の地域防災計画の策定の主務課（たとえば危機管理課）は、庁内の横断的な各担当課がそのぞれの所管部分を、ガチャンとホッチキスで留めて、1冊のマニュアルにしたものです。
地域防災計画は、土木関係のみならず、農林主産業、医療、学校、救急、ゴミ、屎尿、老人介護など弱者対策、避難対策、避難所設置など、横断的かつ多岐に渡ります。
想定する災害は、豪雨、台風、地震、津波といった自然災害が中心ですがそれだけのみならず、コンビナートの大規模火災、原子力災害、動物の口蹄疫や豚コレラ、鳥インフルエンザも対象です。対象外は”戦争”です。

地域防災計画の中をよんだらよく分かると思いますが、社会基盤の災害に備えた計画、予防のための浸水想定区域や土砂災害地域の設定などがあります。
これらは、河川の水防法や土砂対策法、砂防などの別途の法律根拠で土木を所管する部署が計画策定をしていますよ。防災危機管理課などがすることではありません。あと、災害後の社会基盤の応急復旧、復興などが土木の行うものですよ。

まず、大本の地域防災計画があり、その中にたくさんの枝があり、そそれはそれぞれ、また別途の法律の立て付けで所管する部署が防災に関する計画を作っているのとう形で、土木系はその中心ですよ。
備える予想される災害（地震の規模、豪雨の規模、想定断層、液状化）などの
条件設定も土木系です。

そもそも、県庁や地方自治体の行政機関における防災系統は、2本立てです。
一つは、総務省系統の、消防や警察等をはじめ、場合によっては自衛隊への出動養成があり 捜索、人命救助、避難所設置と運営、人命財産の被害額の算定などを行うライン。
人命第一優先なので、発災当初時はまずこのラインが最初に動きます。

もう一つは、社会基盤（土木、建築、農業施設）の系統で、たとえば氾濫箇所の緊急補修、通行止め道路の応急復旧、土砂崩れの捜索現場への建設重機の投入、自衛隊や警察の大規模捜索のバックアップのための進入路の確保、資機材ストックヤードの整備など。
捜索、救助が終わると（概ね4.5日）、復旧、復興のための災害査定対応、復旧工事などを行うのがこのラインです。

Answer 2

土砂崩れ、堤防決壊等、土木に関係する災害は多いですし、土木が関わらずに防災計画を立てることは無理だと思えるんですが。
コンサルに発注するにしても。
だから、土木職として防災に役立てたら幸せです。とすなおに答えたらどうですか。

Answer 3

まぁ書いてしまった以上、そう答えるしかないのかなと思います。ただ、現実的に土木専門の人が防災課にいくことは限りなくゼロに近いですが、いざ災害が起きたら土木は真っ先に動きますからね。