医療機器の専門商社についての質問です。 現在就職活動中の大学4年生の女です。 医療機器の専門商社について…

Question

医療機器の専門商社についての質問です。

現在就職活動中の大学4年生の女です。

医療機器の専門商社について、輸入業者的役割を持つ会社と、販売の役割がある会社の2種類があると思うのですが、
その見分け方について伺いたいです。

また、以下の項目について比較して教えて頂きたいです。
1、給与面
2、業界内の立ち位置
3、女性の働きやすさ

そもそも、最初に述べてある、2種類あると言う考えがまちがえていたら、そこも訂正して頂きたいです。

Answer 1

あくまでも医療機器の「商社」に絞ったご質問ですよね。
つまりある特定のメーカーではなく、各社から仕入れて販売する「商社」。
私は新卒でこの業界で当時国内最大手の医療機器商社に入り、その後医療機器の輸入商社、そして医療機器の開発・製造会社と勤めて昨年定年退職したものです。

お書きの2種類は確かにその通りです。
私は前述どおり両方とも経験しました。
日本の医療機器は私が社会に出る以前から、医療機器の中心は
海外製が幅を利かせているのです、これは今でも同様です。
「日本発」の医療機器が少なく、どれも海外製品が入ってきてからの「二番煎じ」が圧倒的に多いですね。
日本は装置類よりも医療用具・器具、消耗品などが実は得意ですね、針や刃物、ステンレス製品など。

販売を中心とする商社は20年位前から、主に一つの大手病院の医療機器・消耗品など一式を１社が入り込んで、専用人員も配置して在庫管理まで行なう「SPDシステム」を各社が行なうようになり（元々は外資系が発端）、その権利獲得で価格競争が激化して収益性は下がっていますね。
売上規模は拡大、でも収益性は低下傾向。
商社側は社員を送り込んで、納入価も安く入れ、薄利多売状態。
でも病院側は人件費も掛からず仕入れ値も安く治まるので便利極まりなしです。でもそうしなければ病院経営も苦しいのです。

また国内の総医療費圧縮を図るために診療報酬の元になる薬価基準が毎回引き下げられていて、病院側もその収入基礎が減るために、仕入れを安くしなければバランスが取れなくなりますので、結果的に商社側も安価納入となります。
病院も様々ありますが、公的病院は物を購入するときには必ず「入札」による最安値で購入します。これは公的資金＝税金が使われるので当然です。
これも商社側の安値納入の元になります。

これらの状況がリーマンショックと合わさった時期に小規模商社・業者の経営が行き詰まり、大手商社に買収を求めた例は多かったですね。それまで国内では殆どなかったことです。

さて、輸入商社の場合には海外医療機器を輸入し（輸入販売業）、主に既存の医療機器メーカーに持ちかけて販売・修理などをしてもらうことがメインですね。
輸入商社によっては自社でその販売等を行なっているところもあります。
（製造販売業・修理業など）修理は海外メーカーに依頼する場合もあります。
販売商社のように様々なメーカーのものを大量販売するのではありませんから、装置が現場（病院等）で受けが良ければ製品の独自性は高いため、収益性は高めです。但し常に新しい医療機器の出現に目を光らせる必要があります。

下記ご参考に。
ナレッジ：日本の医療機器卸業界の再編動向
https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/life-sciences-and-healthcare/articles/hc/life-sciences-healthcare-04.html

なお、１～３の面については業種で決まらず、あくまでも企業間格差がありますから一概には述べられませんね。
但し、英語力は特に輸入商社では必要ですね。

業界・仕事（経営管理部門責任者）を卒業したので、ついつい長文になりましたが、あなたがメーカーではなく商社に目を向けてくれていることに嬉しく思いましたね。
このような業界ですから経済の浮き沈みは余り影響せず、むしろ今のコロナ禍などでは需要が増していて使命感を感じますね。

どうか良い就職先が決まりますように。
就職活動、頑張ってください！！

Answer 2

んー…すみません、もしかして、製造販売を行う会社と卸売業者の話をしているのでしょうか？
前者（メーカー）は「自社で製品を作って売る」、後者（卸）は「製品をメーカーから仕入れて売る」。

社会人10ウン年やってますが、「販売の役割」てのは世の中の会社おそらくほぼ全て何かを誰かに売って利益を得ていますので、ご質問文を読んでて「ん？」となってしまいました。
わかっていたらすみません。