今は世襲が多いですね。学生も両親が医師や歯科医師であるとが多いです。 ただ、開業医の場合、その病院または診療所を継いでいるかというと、話は別のような感じです。親子で医師や歯科医師をやっているとなると、年齢差が30年位はありますので、勉強してきたことが違います。つまり、親子で治療方針が違っていたりするので、途中で喧嘩になるケースが多いです。ですから、同じ診療所を継ぐというよりは、初めに一緒の診療所で働く時(初めからすぐに親から子に入れ替わるケースは聞いたことがありません。初めは親が院長、子が副院長になって、その際に喧嘩になります。)に喧嘩になって、最終的には子供は独立開業します。 同じ診療所を継いでいる科としては、歯科が多いです。まず、学生を見ても、両親の職種が歯科医師である割合はかなり高いです。医師は両親が医師でないことも多いです。歯科医師は病院で勤務するというより、開業するのが多いことも、影響にあると思います。 また、耳鼻科、皮膚科、眼科あたりも医科の中では世襲が多い気がします。消化器内科や脳神経外科等のどちらかというとマイナーな開業医の子は、医師になったとしても、他の専門医になって開業しているのをみています。
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