陸上自衛隊 今年四月に某陸上自衛隊の駐屯地に入隊するのですが警務科に行きたいです。しかし、

Question

陸上自衛隊 今年四月に某陸上自衛隊の駐屯地に入隊するのですが警務科に行きたいです。しかし、ここでの質問を見る限り警務科に行くためには普通科から行く人が多いようなのですが、他の科では行きにくいのでしょうか？（私は始め施設科や輸送科、武器科のどれかから警務科に行こうかと思っています）教えて下さい。
やはり普通科からの方が行きやすいのでしょうか？

Answer 1

元警務陸曹です。
陸上自衛隊の警務科に行くためには陸士の前期課程で運よく保安中隊からの人員要求があって、教官、助教からの推薦を受けられた者が保安中隊から来た面接官の選考を受けて保安中隊に選抜される。というのが一つの方法です。この場合の選考基準は「容姿端麗、姿勢等見栄えの良い体格、犯罪的前歴のない者」とされていますが、保安中隊の幹部や陸曹に聞くと「ただの偶然が一番の理由」という回答が一番多いと思います。
その他の方法は陸曹になる時に部隊長や中隊長の推薦を受けて陸曹候補生指定時に警務科部隊の面接を受けて警務陸曹として選抜するものですが、この場合の建前は「知能優秀にして体力抜群、思想堅固」となっています。が、私のような特に優秀でもない普通の普通科隊員がこの方法で警務科に転属となりましたので、結構いい加減な審査のような気がします。
警務科隊員になるにはこの二つしか（幹部は別ですよ）ありません。
警務官（警務隊の陸士は警務官補と言って巡査の資格しかないので警務科隊員としての大した訓練は受けません）としての訓練を受ける小平学校での学生の構成を見ると、三分の一くらいが保安中隊から陸曹に選抜された人で、三分の一が普通科出身者、三分の一が他職種となります。
これは陸自全体に占める普通科隊員の割合が根本的に高いからであって普通科隊員が警務官になりやすいわけではありません。警務科隊員は交通事故や航空機事故及び全ての職種部隊での犯罪捜査を担当する観点からできるだけ幅広い職種の出身者を求めています。もしも航空科部隊で事故が発生した時に航空科出身の警務官が居なければ捜査にあたって専門知識が不足して正しい捜査ができないと判断するわけです。
ということから あなたが陸士としてどの職種に配置されようとも警務官としての素養が有りさえすれば大した問題ではないと思います。
警務隊は色々な経験ができてやりがいのある仕事です。是非頑張って警務陸曹になって下さい。
陸士から陸曹に選抜されるための試験は結構ハードルが高いと思いますが、二等陸士のうちから真面目に勤務して上司からの信頼を受けることと陸曹候補生に一回目の選抜試験で指定されるように努力することが警務官への近道です。（一選抜で陸曹候補生になると部隊では古株の陸士との摩擦を避けるために転属させようとしますし、警務科では一選抜の優秀者とみなして受け入れしやすくなります。）

Answer 2

まず、入隊後半年間は基本教育と専門職の教育を受けたのち、専門職の部隊に配属されます。このとき警務科や音楽科のほうは通常配属されないそうです。音楽科は音大卒業者などが入隊でき、警務科は別の部隊での成績や態度などが良好な隊員が警務科の採用試験を受けることができるそうです。（もしかしたらちがうかも・・・）しかし、警務科の保安中隊はスカウトする場合があります。保安中隊は自衛隊のイケメン集団？というそうですので若い隊員をスカウトしています。たぶん、普通科が多いのは偶然だと思います。