なんでもコンテナの数が足りなくて大変なことになりそうなんて記事をみました。 現在は大概の荷物はコンテナで輸送していると…

Question

なんでもコンテナの数が足りなくて大変なことになりそうなんて記事をみました。
現在は大概の荷物はコンテナで輸送しているとおもいます。たしかに便利ですよね
船との上げ下ろしが簡単です
ところで、コンテナでおもったのですが、麻薬とか武器の密輸が話題になります。
あれだけ多量のコンテナでどうやって調べているのでしょうか？
詳しいかた教えてください。

Answer 1

まず、コンテナは「コンテナシール」という特殊な
鍵をして封をします。その時に荷主ではない公的な第三期間
立会の元に封をするので、その時に違法物が入っているかの検査をします。
（日本だと有名なのはNKKK＝日本海事検定協会）

で、次は1個、1個のコンテナにはINVOICEという目録があります。
それには荷物の詳細と容積、重さが記載されており、
コンテナはコンテナごと、秤にかけて重さを計ります。

仮に目録上、コンテナの重さが19トンだったのに、計りで
20トンだったら、おかしいですよね？

次に、全ての国ではありませんが、大体の先進国ではコンテナごと
X線に欠けられる装置があります。重さや目録、荷主情報などで
怪しいと思われるコンテナは全てX線にかけられて
例えば「タイヤ」であれば、その中をくりぬいて麻薬が入ってたり
するとX線で分かります。

更に、輸入者は「輸入者符号」という番号がそれぞれあります。
例えば、極端な話、「ソニー（SONY)」が荷主の貨物だとしたら、
天下のソニーさんが麻薬を輸入するとは考えられないので、
そういう信用のおける輸入者符号の貨物に関しては殆ど
ノータッチで書類審査だけで通ります。
そうではなく、「有限会社〇〇」とか聞いたこともなく、
輸入実績が殆どない荷主だとした場合、
「なんで急に輸入したの？」となり、そういう荷主に関しては
麻薬が見つかろうがみつからないだろうが、関係なく、
開封検査に回されたりします。

これらの検査の事を「区分１」「区分２」「区分３」と
言って、開封検査などは「区分３」となります。

よく急ぎの貨物なのに輸入実績が殆どない荷主とかで
「税関から区分３にされた」・・・など情報が入り
「あちゃー！」・・・となることはよくあります。

次に、通関業者で優良企業に対して国はAEOという
認定資格を与えます。

これは通関業者が国から「この通関業者は特に優良ですよ」
というお墨付きの認定で、「この通関業者が取り扱った
コンテナならば、不正はないだろう」・・・と言う国のチェックが
緩くなる証でもあります。
（その代わり、この通関業者が不正を行うと直ぐにAEOが
はく奪されます。大手では郵船ロジやケイラインロジが過去、
不正行為を働きはく奪しかかり、自主的に返納しています）

他にも水際大作として「JP24」というルールが始まっています。
これは「日本24時間ルール」というもので、海外から日本に
向けて輸送されてくるコンテナ貨物を本船が出港する24時間前に
日本税関に届出を出すというものです（平たく言えば）。
これにより、例えば荷主が「〇〇暴力団」だったりした場合、
実際に日本に入国する前に「この貨物を出航させてはならない」
と止めることが出来ます。
（先進国の多くが24時間ルールの取り入れを進めており、
アメリカ24時間は勿論、中国24時間も始まっています）

これらの様々な取り組みにより、麻薬や違法物が
日本に入ってこないよう防ぐ試みをしており、
他にもLCLなど混載貨物については混載業者や通関業者が
コンテナを開いて仕分けをするので、その際に
警察24時間のように警官が直感で「あやしい」と気が付くように
業者も直感で「この荷物あやしい」と気が付くことがよくあり、
その場合、個別に業者がX線をかけたりして、麻薬を発見する
事がよくあります（で日本税関から感謝状を貰います）。

後は意外と多いのが「タレコミ」でどこぞの誰かから
「このコンテナは麻薬が入っている」・・・などタレコミがある
事があります。その場合は当然、開封検査をして調べたりもしますね。

他、海外から多いのは「密航者」も年間数件程度あります。
コンテナの底が外せる板になっており、日本の港に接岸する寸前に
そこの板を外して密航者は船から飛び込んで日本に不正入国してきます。

自分も一度、新卒の頃「密入国者がいるとのタレコミがあった」
と警察かれ連絡を受けて、機動隊が包囲する中、コンテナを
開けたことがあります。その時は既に密入国者は
海に飛び込んで逃げた後で、コンテナの中は食べ物が
食い散らかされた後と糞尿が残っていただけでした。
（その後、糞尿の掃除もしたんですよ！）
中国の上海などからであれば、日本まで2，3日程度なので、
夏場は無理ですが、冬や春先であれば、十分密入国は可能ですね。

Answer 2

基本的に、中味検査してから、封印して送られて来ますね。
確かに、服の隙間に金属の物を入れられても、判らない可能性はあります、
麻薬の場合は、臭気で分かるかも知れませんね。麻薬探知犬やエックス線撮影、金属探知機など使い、
あぶり出すと思います。
私もジュラルミンケースを20個輸入した時は、通関で引っ掛かり、中味検査をさせられましたらからね。 東南アジアだと船便でコンテナに乗り
密航してくる場合有ります。酸欠や暑さで体調を崩す人も多いと聞きますね。どのくらいかは、
ハッキリ分からないね。