回答終了
深刻な人手不足と言われる伝統工芸職人ですが、ほとんどネット求人がありません。どういうことなのでしょうか?職人さん達はどこに求人を出してるのですか?
3,099閲覧
3人がこの質問に共感しました
マスコミが、世間に「人手不足でせっかくの伝統がうしなわれてしまう」「若者はそういう世界を敬遠する」として、誤認をもたらしていますので、実際にそこを調査して、早くも間違いに自らお気づきになりましたね。 ①ただ伝統工芸のネット求人はあるにはあります。見習い、弟子募集経験不問で、 でも実際そこに行くと、単なるお土産品のようなものの工場の力仕事、清掃、配達など、修業期間の義務という口実をもって、えんえんと薄給でそれをやらされます。 それと本人がしびれを切らさないように時に製造の現場の工程を少しかじらせて当然すぐにはできないので修練が必要と言い含めて、そこの克服は自分自身の費用と時間を費やして自前でするのが当然で、(職人になるものの皆がたどってきた)当然の心構えとして、辛抱させます まさにマスコミに洗脳されてその世界に踏み込んでしまい洗脳が解けなければ、まさに連中のカモです まさに美談と醜聞は表裏一体なのです。 ②あと伝統工芸品について、どんなものがあり現在は日用品としてどこで買うものに置き換わっているか一度考えてみましょう・ 手織り、染色の着物→茶道華道、日本舞踏、お寺や古くからの老舗の宗家の 和装の場合の需要しかなし もはや新素材の肌触り、保温性などで画期的に進歩した 化学繊維にすでに変わって久しい ブランドやデザインが幅を利かせる 陶器→所詮は日用品は極端なものでは百均のデザイン性も進歩しているものか ら、観光地の西洋メルヘンや動物柄の若い女性向け雑貨的なもの 古くからの茶道で使われる抹茶碗その他の道具はともかくとして 製造現場で食品を入れる甕は軽くて密封性があり未使用時に重ねて 収納できるホームセンターの樹脂製のコンテナに変わる 刃物→刀より安く手に入るので、刀匠の流れを汲んでいるといっても 刀剣の世界の製造品は、高価な美術品 しょせんは消耗品で切れ味がいいのは、造りの問題よりは砥ぎによる ところが多い 欧米の日本の武士道精神のもののコレクターか現地日本料理店の成功し たオーナーシェフが買い求め、全国の刀匠や堺の包丁産業は特需に わいている というように、樹脂(FRPやペンキ)がなかった江戸時代~昭和初期。 用品は木工のものに漆をぬったり、重い陶器の容器だったり、布地は人が手ずから織らねばならなかったのですが、そこに大名など権力者や豪商は、贅をこらしたわけです すでに伝統工芸品は、明治以降、さらには近年の進歩によって、工場で作られる便利なお求めやすいものになっているのです ③②により贅を凝らしたものが、特に知名度が維持されて生き残り 作られたものが先の①の需要をもつ人や愛好家に売れるためには、由緒 (あるいは日本工芸会などでの作家としての肩書)が必要です 古くからの呉服商、当代当主が何代目という窯元、ちょうちんやなどなど ④残るべき産業では、分業の職人の次世代の養成は、業界の職人は婦人や 子弟で自前で行います というのも製造するために設備一式は、一定の仕事を受け収入を得ている の維持し使い続けて稼働できているので、やはりその扱いさえも熟知する、 職人の家族が適任で、場合により業界全体でそれを綿密に計画する場合もあ ります 厳しい業界で、すでに生活している既存の業界人がいる中で、外部のずぶの 素人がその後釜には入ることは事実上無理なのです。 給料を支払って養成までまってられない。即戦力がきても、家族でない限り は、たちまち収入をもっていかれる しかも業界の規模が縮小すると分業の職人は、だんだん一人が引退した前後 の職人の工程も設備ごと引き継ぎ集約して仕事をすることになります 当然心得がない人よりすぐにその技術を習得できます そうやって生き残る職人はその後も生活をしていくことが辛うじてできるの です でも、着物など分業で成り立つ、大きな業界はそうやっているのですが 代々それをつくる由緒がありその地の観光の核としてテレビで取り上げられ る家でない限り 特段の知名度のないマスコミ映えしない用品の製造は 農作業の鎌やそろばんなど、無名の職人がそのまますでに廃業しています すでに親の代で受注がすくなくなりつつある家業は、無理に成人した息子が 継ぐと増えないで細りゆく仕事を二人でするだけのこととなり、家計は 窮地に追い込まれます。 フリーターのバイトでもいいから外で働いてこそ家計は目減りを補うことが できるのです。 自分の子弟でさえも後釜にできない状況で他人を弟子に求めるとしたら もはや下働きでの使い捨てを狙ったものか、あるいは夢にあこがれる若者 に引退時の設備を買い取ってもらうことに二通りだけです ⑤伝統工芸の現場(個人のところから工業現場や修復業)にまともに就業す るなら京都伝統工芸の大学と専門学校でしょう。 ここは求人側の業界は、ずぶの素人を持つかどうかもわからず雇ってまで 業界自身で養成するリスク。 求職側の心得のないものには①のカモになるリスク を避けられることより立ち上げられた即戦力養成の学校です ただ希望者全入なので、自分がそういったレベルのものでないことの 証のため、まともに有名大学の商学、法学などを出て、一般企業に 就職してそのキャリア、経験、人脈や、資金も得て30歳ぐらいで 捨てきれない夢のために入学する人も多いです でも芸術美術大進学者と同様、不動産収入など、実家の財産的裏付け がある場合が多いです また窯業地は公立の窯業後継者施設(学校や研究所)があり、こういったと ころもたいていは一般の大卒者が由緒ある窯元を引き継ぐタイミングで入学してきます
なるほど:1
ありがとう:1
< 質問に関する求人 >
職人(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る