質問者様の言いたいことよくわかります。 私は心理学を学んでいる心理カウンセラーのたまごです。 質問者様がおっしゃるようにカウンセリング学べば自分をカウンセリングできるじゃん、カウンセラーいらなくなるじゃんというのは半分あってて半分違います。 心理学を学ぶことによってある程度はメンタルの仕組みがわかりますので、少しはメンタルに強くなると思います。 お医者さんは体のことを勉強してるから病気の予防の仕方を知っている、みたいな認識でしょうか。 ここで、カウンセリングとはなにかというお話になりますが、カウンセリングってのは 「対話を通して相談者の心理状況を客観的に評価し、その客観的評価に基づき相談者の心理を整理していく」 といった感じです。 ここでなにが大切かというと「客観的」ということですね。 どんなに優れたカウンセラーや精神科医でも病むことがあります。 そして精神科医やカウンセラーでも病むメカニズムはわかっているんだけど病んでる状態から抜け出せない人がいます。 つまり、客観的に物事を見ようとしてもできない心理状態に陥ってしまっているということです。 災害現場に行った精神科医やカウンセラーは特に自分でもどうすることもできないくらい心に深い傷をおったりするものです。 医者で例えるなら、病気にかかって、かかるメカニズムも治し方も知っているのにしんどくて治せないといった状況ですね。 そして、「精神科医がいるならカウンセラーいらないじゃん」という声がたまにありますが、精神科医とカウンセラーは得意分野が異なります。 精神科医は薬物治療や入院、診断書を書くなどを通して、カウンセラーはカウンセリング(先述)を通して、悩みを抱えた人の援助を行います。 ですので実際の現場では精神科医とカウンセラーが協働で問題の解決に当たることがよくあります。 もう一度言いますがこれはそれぞれ得意分野が異なっているからです。 精神科だけとかカウンセリングだけで解決する人もいますのでその観点から見ればカウンセラーいらないとなるかもしれませんが、協働することを考えると必要になってきてしまいますね。 結論申し上げますと、地球上の全人類が心理カウンセラー並みの知識をつけたとしても、カウンセラーや精神科医の存在は必要です。 もちろんカウンセラーが活躍する場は減ると思いますが。 ですので私は、もっと幅広い方にメンタルケアに対して理解をもってもらうことが皆が生きやすい世界を作る第一歩だと考えています。
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