看護師です。看護の世界についてお話しします。 「国家資格」が取れるなら看護学部です。 病院は人手不足なので、求人は山ほどあります。 そもそも何故人手不足なのかというと労働条件が悪いからです。 看護師は、某医療ドラマのようなキラキラした世界ではありません。 前残業は当たり前、サービス残業もあります。残業代を出してもらえるかどうかは病院病棟によります。 寝たきり、認知症の患者さんの痰や排泄物の処理もしますよ。身体も拭きます。うんちが出なければ指を肛門に入れて摘便したり、オムツを替えたり。ナースコールで走り回ります。一日中ほぼ立ちっぱなしなこともあります。 それに医者や患者・家族との連携をしますので忙しいです。 加えて体育会系で女の世界なので精神的にも厳しいです。 あと「国家資格を取り看護師なれたから勉強から解放」ではありません。新しい患者さんや疾患・薬や治療など毎日勉強しますし、勉強会も山ほどあります。自由参加なものから強制参加なものまで。つまり、「資格を取ってもずっと勉強」し続けるのが看護師です。 例え、東京の大病院で働けたとしても新卒の手取り20万少しです。夜勤しなければ下手したらOLやフルタイムのアルバイトより稼げません。 病院によっては何年もお給料があまり上がらない病院もありますよ。 決して高給取りではありません。 また、夜勤のある為生活習慣は乱れます。夜勤は日勤より看護師が少ないのに多くの患者をみます。なので、更に忙しいし負担も大きいです。 有給はありますが、人手不足な為確実に取れるわけでは有りません。 若くて独身なら良いかもしれませんが、妊娠・出産・子育てしながら長年となると厳しいです。 国家資格なので全国どこでも選ばなければ採用されますし、復職はしやすいですが、給料や福利厚生と仕事内容が割に合いません。 あと、某ドラマのように、医者と恋愛して玉の輿もありません。あるのはごく一部ですし、医者と看護師間の浮気や不倫率も高いです。 恋愛が原因でやりたい部署から強制異動させられたりする人もいました。 そもそも看護師になる道のりは険しいです。座学は勿論、特に病院実習は記録やレポートで寝る間もありません。「レポート何か書けば良い」「実習は行けばいい」ではありません。教員と病院の看護師に足りないと判断されたら大量のやり直しや追加学習が課されます。それでも、相応しく無いと判断されれば実習単位は落ちますし、その場合は容赦なく留年します。 看護学生の寝れなさにどう対応するか?と某看護雑誌で特集が毎年組まれてるくらい全国的なものです。 国家資格は取れば安定です。 しかし、使いこなせなければ意味は有りません。 すぐ仕事を辞めれば次の就職は難しくなりますし、条件の良い病院やクリニックには経験年数が必要な為、楽して稼ぐなんて出来ません。 また、看護師の離職率の高さに「体調不良」もあります。看護する側が、生活習慣の乱れや激務から心身を病み適応障害や精神科に通いながら仕事をしている状況です。精神科 から診断書を貰って早々と辞めれたら「ラッキー」です。辞めるのも簡単ではありません。 これらを踏まえて、「それでも私は看護がやりたい!」という強く熱い思いがあるなら看護を選択すれば良いと思います。そうでは無く少しでも「辞めておこうかな、想像と違う」と感じたなら間違えても選んではならないと思います。
将来、仕事につきやすいのは、看護系かな?と。女性の場合、結婚で一次的に辞めたとしても、復帰しやすい。また、旦那さんが転勤となって一緒に行っても、すぐに仕事が見つかる。 どっちも同じくらいというなら、私は看護学部を選びます。
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