志望動機は、どれだけ考えたところで結局「好きだから・憧れているから・意義があるから」といった理由を述べて、「働きたい・貢献したい」と言う以外にはありません。 ただ、その理由や貢献の内容を、面接官が「違和感なく・もっともらしく」受け取ってもらえるように作っていると言えます。 その「違和感なく・もっともらしく」受け取ってもらうために、やりたい仕事の情報が必要ならば「それをやることが地元にとって意義があるから」という理屈を述べる必要があるでしょう。 ただ、本当に志望動機にやりたい仕事を絡める必要があるかは、冷静に考えるべきだと思います。 希望の仕事を考えることは悪いことではありませんが、ご存じのとおり、市役所の仕事にはいろいろな業務があります。 ですから、それに固執すると「組織として使い難い人」との印象が出てしまう可能性もあります。 「これをやりたい」と「なんでもやります」のバランスは、専門性の高い職種でない限り、面接対策を行う上での難しい点の一つと言えます。 そして、当然に「面接官の好みによって評価が変わる」面がありますから、そもそも正解がない事柄とも言えます。 ですから、面接で伝えるアピールにおいて、「この仕事をしたい」という面が充分に含まれているならば、地元志望理由は無理に「したい仕事」を絡めなくて良い、という選択肢もあると考えるべきでしょう。 なお、面接に関することは、面接におけるアピールの全体像から考えないと、全体の中で矛盾や違和感が出る可能性もありますので、検討に当たっては注意してください。
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