このリストラに抗議して、社長室で包丁で自殺した人をどう思いますか？

Question

このリストラに抗議して、社長室で包丁で自殺した人をどう思いますか？ブリヂストンの元社員が追い詰められて自殺した事件は、わたしも非常にショックでした。現代の企業戦士の慟哭ですね。彼が残した遺書です。

「入社以来三十有余年、ブリヂストンと運命共同体として寝食を忘れ、家庭を顧みる暇もなく働き、会社を支えてきた従業員の結晶が今日のブリヂストンを築き上げたのである。」

「～無条件に退職勧告を受ければならぬことに、断固抗議する。しかも退社しないなら、さらに給料を半減していくやり方は、正に冷酷な仕打ちである。」

「嫌なら辞めろという会社のやり方は、長年ブリヂストンを支えてきた人たちに対する仕打ちとして許されるものではない。～従業員をごみくずのごとく扱う経営者の感覚に、一致団結し抵抗すべきである。」

自殺した彼は管理職でした。この遺書ともいうべき抗議声明をお読みになって、どのようにお感じになりますか？

わたしはブリヂストンのタイヤを買う気がしなくなりました。

Answer 1

all or nothing でしか交渉しえない労使関係が異様だと思います。それは全く人間の幸せとはかけ離れた姿で、健全な労使関係とは程遠いです。文句があるのならば、適宜に堂々と意見表明ができることこそが健全な労使関係です。刺し違えなければモノが言えない、異様な社会です。これはブリヂストンだけのことではありませんが、極度の全体主義、村八文化の歪みではないでしょうか。
私は知恵袋の労働問題のカテをよく見ていますが、ことごとく、「嫌なら辞めろ」との意見が多いのにウンザリします。やめるべきは相談者ではなく、事業主が違法行為をやめるべきなのです。そのために話し合いをすべきなのです。それを「嫌なら辞めろ」とは、口を開くなということです。話し合いや健全な人間関係構築の否定です。そんな風習が日本には根強いです。

堂々と意見表明することを憚る文化、「空気読めない」とかのたまい自由な発言を抑制する気質、人間の多様性を尊重することのないいじめ文化、とにかく、全体主義・村八文化が人を押し黙らせています。人間の幸せに反している文化です。黙らせられて黙らせられて黙らせられて黙らせられて、それに耐え切れずに刺し違えてお亡くなりになったんだと思います。私はそれはテロに等しいと思います。自分の主張は誰にも受け入れられないと思ったときに、人はテロを行います。
これは企業経済活動だけの問題にはとどまらず、根強く残る全体主義の風習が彼を殺したんだと私は思います。

Answer 2

この社会が企業を甘やかしている結果だと思う。
人を雇って会社を経営するという事は、物凄い責任だと思う。会社なんて所詮は社員、つまり人で成り立っているのだ。株主ではない。そこを忘れた経営者が多すぎる。そして、労働法という立派な法律が有り、企業の暴走、経営者の傲慢と取り締まる決まりが有りながら、それを行使しない行政の怠慢と、「しょうがない」と見過ごしている労働者自身、社会人の責任でもある。
労働者には「甘えるな」というクセに、企業は甘えっぱなし。
これに対して何も文句も言わずヘラヘラして、追い詰められたら自らの命を絶つ日本人。怒りという事を知らないのか？自己主張という言葉を知らないのか？企業ってのはそんなに偉いのか？
社会は一体何で形成されているのか？

考え直そう。

企業を甘やかすな！

Answer 3

ブリジストンのタイヤを買ってしまった・・・・・・・

悲痛の叫びですね。

日本だからまれなケースですが、海外に行けばある事件だと思います。

うちの父親も全く同じですが、今では普通にまた働いています。

もちろんきられた当時は１年以上働けずにいました。

管理職の方も家族を想い、自殺はやめてほしかったです。

その遺書を見ても哀れむのは関係のない私達だけです。

Answer 4

まず、その方のご冥福をお祈りいたします。

恐らく、その方は２０世紀型社員（会社と社員が一体）の典型だったかと。
しかし、２１世紀にはいり、日本の大企業がグローバルで闘わなくては会社自身の存続がかかっているとき、社員も
「会社が自分を守ってくれる」的幻想を捨てる時がきたかと。

平家物語いわく、この世は諸行無常なのです。その会社もかつては社員と会社が運命共同体でまわっていたかもしれませんが、
時代が変わったのです。世の中みても明らかです。

問題は、自分だけは守られているという誤解かと。

自分のことは自分で守る。大人としてあたり前のことだと思います。

非常に残念なのは、そんな優秀な社員の方だったら、自殺などせず、会社を見返すために生き続けてほしかったです。