簿記3級 第三問 合計残高試算表を素早く解くコツについて

Question

簿記3級 第三問 合計残高試算表を素早く解くコツについて今、簿記3級の第三問 合計残高試算表の問題を解いています。まだ残高試算表の全てを埋めてはいませんがここまで埋めるのに2時間もかかっています。この問題の時間配分は40分しかないので現状、試験の時に時間不足になると思います。
仕訳ミスもあったのでそこが不味かったのですが、T字フォームに仕訳の集計をまとめるのに時間がかかります。
簿記3級 第三問目はどうしたら早く解けるようになりますか？

Answer 1

◆試算表問題の解き方に関して
どのように解かれているのかは存じませんが、まずは仕訳を正確かつ早くできるようにすることです。
（これは正直練習しかないと思います。）
仮に仕訳の部分でわからなくなってしまうような部分があるのであれば、テキストなどで基本となる考え方をもう一度確認してみることをすすめます。
さて、具体的な解き方ですが試算表の問題については

仕訳→Tフォームに転記→試算表に集計

という解き方をしていたら時間が足りなくなる可能性がある（習熟度が上がるとそういったこともなくなると思いますが）ので

①仕訳→試算表に直接集計
②仕訳をイメージしてTフォームに直接転記→試算表に集計

のいずれかの方法で解く練習をしたほうがいいと思います。
なお、②の方法による場合は記入するTフォームは主要な勘定（現金、当座預金、受取手形、売掛金、支払手形、買掛金、売上、仕入 etc.）にとどめておき、あまり頻繁に出てこないような科目と金額は借方、貸方に分けてメモしていけばいいと思います。

もちろん勘定科目の略記（計算用紙は採点されないため、いくら略記してもいいです。）をすることで解答時間を少し短縮することもできます。
例えば

現金：現
当座預金：当
売掛金：売×
受取手形：受手
買掛金：買×
支払手形：支手

のような感じです。
（必ずどの勘定科目をどのように略したのか自分でわかるようにしておいてください。）
略し方の例は以下のページが参考になるでしょう。

簿記検定ナビ・勘定科目の省略パターン一覧表
http://www.boki-navi.com/shorten.html

あとは試算表に集計する際に集計した箇所にチェックマークをつけておくことで二重に集計することを防げると思いますが慣れればしなくてもできるようになります。

Answer 2

＞T字フォームに仕訳の集計をまとめるのに時間がかかります。
これでは時間がかかります。
仕訳をしたならＴ字フォームに集計せず、
１.借方現金を集計し現金勘定借方に記入する
２.貸方現金を集計し現金勘定貸方に記入する
３.貸借差額を計算し残高欄に記入する
の手順で勘定科目欄を上から集計していく方がベターです。
仕訳の際には桁の位置を揃えて書くと、誤読を防ぐことにつながります。
Ｔ字フォームに集計すると時間がかかるだけでなく、仕訳からの転記の段階で記入ミスをする可能性もあり、効率的ではありません。
Ｔ字フォームに集計するのであれば、資料を読み頭の中で仕訳してダイレクトにＴ字フォームに記入していく、というのが望ましいでしょう。

そして、同じ問題でかまわないので、何度でも繰り返し練習することが重要です。
なお、仕訳を勘定科目の略称でするという考えもあります。これはあくまでも個人の見解ですが、そこで略称で仕訳したところでおそらく３分も違わないでしょう。それよりも焦らずに丁寧に集計することを心がけた方がミスの低減となり、結果的にはスピードアップになると思います。

Answer 3

仕訳自体は回数をこなしていくことによってスピードが速くなるので
こちらに関しては反復練習が欠かせないと思います

残高試算表の計算の仕方ですが、こちらは
下書きに仕訳を書く際のポイントとして

・長い勘定科目は略語で書く(建物減価償却累計額=建物減累など)
・借方、貸方は一目で区別するために、しっかりと揃えて書く

等が時間を短縮するためのコツだと思います
特に勘定科目を略語で書くのは、パブロフシリーズの著者でもある
公認会計士のよせだ あつこさんも同様の方法を取っておられるので
確実に時間の短縮になります。自分が分かりやすい省略の形で大丈夫です

これをすると〇分早くなる、といった劇的な改善方法はなく
簿記の基本を求められている問題になるので
繰り返しになりますが、仕訳の反復練習が欠かせない問題になります