専門卒で国家・大卒程度に一次合格なんて、すごいな。がんばって勉強したんだな。 「学歴フィルター」だが、面接官には受験生の学歴は知らされていないらしいから、国の公式見解では「ない」ということだ。 だがーー。 俺は報道機関の社会部記者として、長年、警察と検察をウォッチしてきた。両庁の幹部にも(幹部以外にも)知人は多い。ので、彼らを通じて得た経験をもとに述べる。参考にしてくれ。 こと警察庁に関しては、知っていると思うが、国家〔総合職〕で採用されるのは、ほぼ東大法学部だ。しかも、浪人も留年もしていない、真の現役ばかり。警察は階級社会だから、ピッチピチの22歳で一斉に警部補としてキャリアをスタートさせるためだな。同期入庁者同士の不釣り合い(大学学部、年齢)を防ぐということだと思う。昇進試験など受けさせず年次によって自動的に昇進させるのもそのためだ。 国家〔一般職〕採用についても、他官庁の〔総合職〕でも採用されそうなレベルの大学ばかりだ。出身大学はばらけているが、一般職(旧Ⅱ種)で警察庁に入ったいわゆる準キャリアは、存在がキャリアとノンキャリに埋もれているので、よく見てなかった。知人も少ないし、経歴を気にしたことがない。すまんな。 一方、検察庁の場合、検察事務官の国家公務員〔一般職〕採用は、大学のレベルはバラバラだ。専門卒(もちろん高卒も)の知り合いもいるが、大卒枠で入ったのか、高卒枠で入ったのか知らない。そもそも検察事務官は、最高検や高検ではなく、地検レベルでの採用らしいな。 ということは、本省庁採用か、出先採用かでも違うのかもしれん。 もっとも、いわゆる学歴の高い受験生が、筆記も面接も(特に筆記)好成績をたたき出しやすいという傾向は否定できない。そして、人気官庁には、そういう受験生がこぞって志望した結果、上述のような偏りが生じたのかもしれない。 結論。 こと学歴フィルターに関しては、官庁によりけり。 「ない」とは言われているが、いずれかの段階で覗かれている可能性は高い。
ダブルブッキングは残念なのことで、どちらかを選ばなければなりませんが、国家一般職(大卒)なら、とりあえず官庁訪問してみて、その感触をみてから決める、というのもありそうです。
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