棚卸計算法は、『どのように当期の消費量を算出するか』という点に関する考え方の名称です。 先入先出法は、『消費した材料の単価をどう計算するか』についての考え方です。 違いというか、別物です。 単価は先入先出法によって計算し、消費高は棚卸計算法で計算する、と言ったように、同時に適用できますので、分野が違うと思った方がいいです。 棚卸計算法と対峙する考え方は、継続記録法と呼ばれます。 棚卸計算法が、「月初在庫と仕入れの合計」から「月末在庫」を引いて『消費量』を算出するのに対し、継続記録法では、「月末在庫と仕入れの合計」から、「消費量」を差し引いて『月末在庫の帳簿残高』を求めます。 このため、継続記録法では帳簿残高と実際残高との間に差異が発生するので[棚卸減耗損]が計上されますが、棚卸計算法ではその費目は発生しません。 先入先出法に対峙する考え方は、平均法です。 先入先出法が、先に仕入れたものは先に消費するという考えなので、「仕入単価」を原価とするのに対し、平均法では、「平均単価」を原価とします。
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