公務員の試験と採用について、根本的な勘違いをされているかもしれません。 基本的に「公務員になるための『資格』試験があり、その資格を取得した各人が各団体の採用試験を受ける」というものではありません。 「各団体が独自に行っている採用試験を受ける」と言うだけのことです。 この基本形から外れるのは国家公務員と東京23区の事務系の職ぐらいでしょう(他にあるか否か、どのよう違うかなどは、別途ご自身で調べてください)。 そして、公務員専門学校とか公務員予備校は、それら公務員の合格のための勉強を教えるところです。 基本形と基本形以外を区別せず対象としている場合とか、それに応じてコース分けしている場合、職種で分けている場合などがあります(高卒程度は、分かれていない場合が多いと思います)。 大卒枠ならば筆記や論文も難易度が高いですし、専門科目が課される職種もあるので、専門学校等に通う意義が高いと言えます。 しかし高卒程度の筆記や作文は、正直なところさほど難しくありませんので、筆記等対策としてのメリットは高くないと言えます。 ただ、大卒でも高卒でもそうですが、試験の最終段階で課されることが多い「人物試験(面接・討論)」の突破は、非常に難しい場合が多いので、ここが公務員試験の最大の難関となります。 これら人物試験の対策が充実している専門学校等ならば、通う価値が大きいといえるでしょう。 しかし、面接や討論は、個人の資質や性格・経験に左右される部分が大きく、指導が行いにくい分野です。 ですから、果たして専門学校等の実施する対策がどれだけの効果を上げるかについては、私は疑問に思っています。 私は民間企業で面接官など採用活動に関与しており、その経験を生かして高卒程度公務員試験の面接・討論・作文のサポートを行ったことがあります。 その際に感じたのは「自己分析・団体/職種の分析を踏まえ、自分で悩みながら掴んだPRでないと、厳しい競争を勝ち抜けるレベルにならない」と言うことです(面接向きな人は素の自分でも大丈夫だったりしますが)。 もちろん、苦手であったり、手法を知らない人などには、専門学校等で知識を得るメリットはあります。 ただ、過去の経験や思いを全て把握している「自分」ではなくて、「どのような経験や思いがあるかを聞いた専門学校講師という『他人』」が行う指導です。 講師としての経験や一般常識から「望ましい方向性」を指導することになるので、自ずと限界があります。 ですから、専門学校等に通うのであっても、任せきりの意識では成果は得がたいでしょう。 独学にせよ専門学校等を活用するにせよ、職種等による多少の差はあっても、最終面接の合格は簡単ではありません。 しかし合格する人はあっけない位に簡単に合格します。 その差を「面接向き」という言葉で片付けても自身にメリットはないので、常に自分で情報を収集しながら、不足しているもの、充分なものを判断しつつ、主体的に対策を進めていく意識が不可欠だと思います。 頑張ってください。
専門は資格を取る為にいくのですか? ・・・・資格なんて無いですよ。単なる採用試験に合格させようとする『塾』です。ですから行かなくても受かる人はたくさんいます。 それとも就職試験の事まで考えてくれているんですかね? ・・・・あくまで公務員試験に関して教えるだけです。 ですから面接対策もありますが、所詮は塾です。 行ったから合格の確約では無いです。 自衛隊などのレベルならば合格はするでしょうが、事務関係(行政職)の場合は多くは玉砕です。
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