団体や職種によって差があるので一概には言えませんが、筆記試験や作文の難易度は高くありません。 私は企業で面接官や応募書類・論作文のチェックを担当しており、その経験を生かして高卒程度公務員試験の面接・討論・作文をサポートしたことがあります。 サポート対象者は、偏差値60前後の高校で、3年生一学期終了時の評定平均が4.0、2年生2月の河合塾模試が5教科偏差値48でしたが、3年生6月からの勉強で筆記は全て突破しています。 ですから、今から始めれば充分に合格の水準に達することが可能だと思います。 しかし、公務員試験では終盤に必ずと言って良いほど課される人物試験(面接や討論)は、筆記や初期の面接等を突破した「見所のある人達」での争いになりますし、そもそも採用枠が少ない傾向にあるので、一般的に非常に狭き門になります。 ですから、筆記試験だけでなく人物試験の対策も早期から意識して進めておくと良いと思います。 私の言う人物試験対策とは「面接の場で何を言うか」という表面的な事ではなく、質問者さんが受験する公務員組織に好まれる人であることをアピールするために「自分を作り上げていく」ことです。 面接で一番大切なのは「質問者さんがどんな経験を積み、何を思って生きてきた人なのか」です。 日々頑張ってきたこと、克服したこと、失敗から学んだこと、周囲と力を合わせたこと、家族や地域・社会への思い…などをふまえて自己PRや志望動機を作れないと、面接官の心に残りません。 そうした良いアピールができるように、自分の経験・意識・価値観・長所短所などを「公務員が好みそうな視点」で分析・整理してください。 もしも、そうした経験や意識が欠けていると感じたならば、部活動や学園祭、クラス委員、アルバイト、ボランティア、家の手伝い…何でも良いので、そうしたものを得られるように行動し「沢山の応募者の中から選んでもらえる自分」を作り上げていくことをお勧めします。 ちなみに、学生は学校の勉強を頑張るのが基本ですから、頑張ったことに「学校の勉強」や「公務員試験の勉強」と言うのはNGです。 また、高校の評定平均は基本的に合否に関係ありませんが、応募時に成績証明書を提出する場合は「学校の成績も見られている」前提で人物試験の対策をする必要があると思います。 なお、成績証明書には人物評の様な欄がある場合があります(高校によってはないのかも知れませんが、私のサポート対象者にはありました)。 ここには、入学後の各学期の人物評の総括的な内容が記載されていましたので、併せて面接対策の参考にすると良いと思います。 頑張ってください。
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