全ては相対的な問題ですから。
旧ロシア帝国の国民の多くが、その後の社会主義ソ連を、以前と比べて地獄と感じたかどうかってことです。
社会体制はそれを構成するすべての階層の人々に、その体制の価値を印象付けるように作り上げられなければ、いずれ崩壊の危機に直面します。安定とは多数の幸福を保証してこそ獲得できる。
それゆえ保守的な人間は、最も懸命にその価値を探し構築し補修する、つまり現状認識と改変を怠らない人ということになる。あぐらをかいてる体制内の勝ち組は、自分の足元を掘り崩してるってことです。かくして時代は動いて行くのだ。