解決済み
今後の職業人生に迷いが生じました。 半年前に転職し、経営企画部員となりました。 ところが、現職は経営企画とは名ばかりで「何でも屋」であり、ルーチンワークが殆どです。部長でさえ、役員の小間使いという会社です。これは会社にもよるのかもしれませんが、私は経営企画部員という立場・職業に対して疑問を感じてしまっています。 私は性格適職診断でINTP型と出て、その結果に自分でも納得しました。つまり、分析や企画が好きなのです。上からのお達しで振り回され、企画や分析が出来てない上司達を見てるとこの仕事に魅力を感じません。 そこで、世の経営企画部門の方にお訊きしたいのですが、皆さまは企画職として満足出来る仕事内容でしょうか?私の境遇が特殊ですか?日本の経営企画の現状を知りたく、質問しました。
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私は海外営業職から経営企画部門に「希望して」移り10年以上勤めた経験があります。 以下は私の辿った道ですが参考になれば幸いです。 どんな部門であっても自分のしたいことがあるはずかと思いますが、全てできるわけではありません。10の内1つでもできれば上出来です。 いきなり難しいことにチャレンジできたとしても失敗するのがオチですのでスキルを一歩一歩あげることが大切だと肝に命じてやってきました。 中南米市場担当時代 海外営業ですので現地の代理店に自社の製品を売るのが仕事ですが、ルーティーンは「注文寄こせ」のメールもしくは「L/C開け」というメールを打つだけでした。 これでは面白くないので、中南米市場にマッチしたセールプロモーションを企画して実行しますた。結構なお金がかかりました。 また、中には大企業が代理店をしている国がありますが、このような場合は合弁会社を提案しました。世界的に見て大きくない市場に投資するのはどうかという意見もありましたが、合弁契約を結び合弁企業のSales Directorとして駐在しました。 これを通じて、技術援助契約や合弁契約、駐在中は現地のセールスプログラムをスペイン語で書いたりなど平社員のわりにはよくやったと自画自賛です。 なお、この頃海外駐在を経験することは海外営業の必須事項でした。 北米担当課長時代 駐在の後主任そして課長とまあまあ順調にキャリアップしました。 北米には現地法人があるのでマーケティングは現地法人がやりますので北米課長といっても電話や出張/交渉の相手は日本人駐在員ですので、箔はついてもスキルは付きません。(社長は北米法人社長経験者です) 出張に行くとディズニーランドやユニバーサルスタジオに行ったり出来ますし、食事は立派な料亭などで社内接待ですので快適は快適です。 印象に残っているのは主任時代に北米課の採算管理するマクロを開発したことです。 新商品の場合は原価が流動的なので原価の変動、現地価格の変動、為替の変動等々があると売り上げと利益がどう変化するかが即座に分かるというものです。 売り上げがデカイので少しの変化が会社全体の利益を大きく変動させるので重要ですし、予算の時は経営企画部門からあと〇〇億利益を上乗せしてほしいとの要請がきますので、数量や売価/原価をどう変化させれば良いかがシミュレーション出来ます。 今では当たり前ですが・・・ この時代から「2つ上の上司の覚えをめでたくすること」を覚えました。 主任時代は課長ではなく次長/部長にアピールすると言った意味です。 課長時代は部長ではなくその上の役員です。 決してゴマすりではなく、会社のためになる良い提案をすることが大切です。 経営企画部門時代 企画が好きだったので、異動を希望し認められました。 移った当時は年度予算/中期計画だけをする部門でした。常務会の事務局でもあったのでどのように意思決定されるのかを勉強しました。 一方、長期ビジョンなどのプロジェクトの事務局をやることを通して多くの書物を読み、方法論を学び、多くのコンサルタントと接することで力がついたように思います。 ただし、この力はこの会社でのみ有効だと思います。風土が異なる違う会社で役にたつかどうかは分かりません。 当時会社の各部門管理職の力/スキルがないと感じたので、企画力をつけるための社内ビジネススクールを企画し、多くのコンサルタント、大学の先生等々、有名企業の方々をお呼びして合宿形式のスクールを開催したり、社内ベンチャー制度の設計と実施などなど自分も学べて会社も得する企画を沢山やりました。 私の企画案は「完成予定だった会館の名称付与」という小さなことを含めて打率10割でした。 私の場合は例外かもしれませんが、要は自分の得にもなるし、会社の利益にも貢献できるようなアイデアを見つけることです。見つけたらそれを直ぐに実行せずその準備となる1歩か2歩手前のことを企画し自分も勉強し実行する、実行していると、最初に思っていたことと違ったより良い案が出るかもしれませんのでそこは柔軟に!! また、企画部門だけでは実現できないことが殆どですので他部門を巻き込む努力も必須です。 企業は収益を出すことを目標に組織化された存在ですので、売り上げを伸ばす/コストを下げる仕組みの進化が常に求められます。 「上からのお達しに答える」のが企画部門の仕事そのものです。それをこなしつつその先のネタを探しつつ、ご自身の力をつけてください。 なお、会社によるでしょうが、経営企画部門の長から役員や社長になるケースは少ないでしょう。社内的には裏方ですのでそれに徹する必要があります。社長や役員の控えめなお褒めの言葉だけで我慢しましょう。 最後に経営企画時代に思いついたの標語を送ります。 思い付き 思い入れ そして 思い抜く ご検討を祈っております。
なるほど:2
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