この質問ですが、原理原則について回答すれば良いか、それとも実際の話を言えば良いかで、答えが異なります。 まず原理原則としては、制度上は中学の免許を取る場合には中学での教育実習、高校の免許を取る場合には高校での教育実習が必要です。 ただし、例外として、中学の免許を取る場合の教育実習は、中学校と、隣接する学校種、つまりは小学校と高校でも良いという事になっています。 また、高校の免許を取る場合の教育実習も、高校と隣接する学校、つまりは中学校でも良いという事になっています。 このため中学の免許を取るのに高校に教育実習に行ったり、高校の免許を取る為に中学に教育実習に行く事は認められています。 その上で、教職課程の単位は、その大学の学部学科が認可されている学校種にしか使用できない事にもなっています。 例えば中学技術の認可だけがある大学の場合、教育実習として高校に実習に行く事は可能です。 が、取れるのは中学のみです。 大学を卒業して、やっぱり高校も欲しくなったという場合には、高校で実習はしていますが、認可が中学の認可しかないので、高校の実習はしていないという判断になります。 ちなみに高校の教職課程の認可を受けている大学の場合、8割以上の確率で中学の教職課程の認可も受けています。 つまり中学と高校の両方の認可がある大学の場合、一度の教育実習で両方の実習が終わった事になります。 なので大半の人のイメージとしては、別に1回の実習で中学も高校も取れると考えておけば良いんです。 が、例えば高校の商業、農業、水産、商船などは中学に該当する教科が無いですし、中学も技術については高校の該当する科目が無い事が多いです。 ちなみに参考までに文部科学省のサイトで"英語"の教科についての認可状況を見て見ます。 http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2018/04/23/1287069_1.pdf 英語が認可されている学部学科は全国で445学科ある訳ですが、中学のみが6学科、高校のみが5学科あります。残りの434学科は中高両方があります。 比率でいうと約97.5%が中高共通な訳です。 だから大半の回答者様達が、いずれかで1回で良いよっていう回答が多いんですが、それも正しくて、1回で良いという考え方が主流です。 が、残りの約2.5%に該当してしまうとかの場合には、取れない方を後から追加する場合には再度実習が必要になります。 なのでイメージとしては、中高両方の免許が取れる大学であれば1回、片方しか取れなくて後から追加する場合には合計2回、こんな感じのイメージでいれば良いでしょう。 なのでかなり少数派ですが、2回実習に行っている人もゼロではありません。 が、大半の人のイメージとして、1回で終わると思っておけば良いです。 なのでちょっと難しい表現になりますが、そんな感じですね。
< 質問に関する求人 >
教育(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る