なぜ、幼稚園教諭や保育士の給料は、他の学校職員よりも低いのでしょうか？ 幼稚園教諭や保育士は、多くは女性が多いから…

Question

なぜ、幼稚園教諭や保育士の給料は、他の学校職員よりも低いのでしょうか？

幼稚園教諭や保育士は、多くは女性が多いからだからでしょうか？朝はやくから出勤し、掃除をして、こどもたちが登園したらたくさんの子どもの世話をするこは、かなりの重労働であると思います。
最近、介護従事者の低賃金が話題になることがありますが、国を支える子ども達を育てる責任のある幼稚園教諭、保育士の労働条件について話題にされることはありません。
やはり、これは、国の方針か何かがあるのでしょうか？？

Answer 1

公立小中学校の教員の給料は一部が国庫負担されているため、基準となる給料表があって、それを元に都道府県がそれぞれの給料表を作っています。そして公立小中学校教員の給料は（学校が市町村立であるのに）都道府県の費用から支払われています。
幼稚園・保育園は公立・私立がありますが、公立については、まず次の点が小中学校と異なることを認識してください。①給料の国庫負担がない。→基準となる給料表が存在しない。②給料は幼稚園・保育園を設置する市町村の費用から支払われている。
このため、市町村は幼稚園・保育園職員の給料を小中学校教員の給料を基準とするのではなく、同一市町村の他の職員の給料を基準に設定することが多く、地方ほど他の学校の教員に比べ低い額となっています。
私立の場合は、設置者の方針にもよりますが、周辺の公立幼稚園・保育園を基準にしているところが大部分です。

文部科学省は、義務教育の部分は給料の一部国庫負担（近年負担率が低下していますが・・・）ということで関与していますが、幼稚園については関与していません。厚生労働省（保育所所管）は、職員の給与については関与していないはずです。
ということで、国の方針というよりは、国（文部科学省及び厚生労働省）は何も考えていないといったところではないでしょうか。

Answer 2

教員は国家資格であり大多数が公務員（私立はあるが・・・）、一方の幼稚園、保育園は義務教育機関ではない、私的な商売です。だからでしょう。女性が多いから、というのは言いがかりです。