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将来エアラインパイロットになりたいのですがまずは第一工業大学の操縦科を卒業し、就職活動をすればいいのでしょうか?

将来エアラインパイロットになりたいのですがまずは第一工業大学の操縦科を卒業し、就職活動をすればいいのでしょうか?数学とかってどれくらいのレベルが必要なのでしょうか?

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ID非公開さん

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    ご指名でのご質問ですので、出来るだけ丁寧にお答えしたいと思います。長文になります。 まず、ラインパイロットになる方法は一通りではありませんが、どのルートにも共通して言える事は、強い信念を持って継続して努力し続ける必要があります。 大きく別ければ、 ①4年制大学を卒業後、各航空会社の自社養成を利用する方法と、 ②防衛大学に入学し飛行要員を希望して選ばれる、もしくは自衛隊に航空学生として入隊し、その後の過程を経てパイロットとなり、最終的に民間に転職してラインパイロットになる方法、 ③航空大学の操縦科を始め、操縦士の養成を目指している大学を卒業し、航空機使用事業を経るか前述①のコースを目指す方法、 ④自費で事業用操縦士もしくはさらに計器飛行証明を取得し、航空機使用事業を経てラインパイロットになる方法、 がありますが、表記している順に訓練を継続していくだけの金銭的援助が必要になります。 ラインパイロットになるには定期運送用操縦士の免許を取得し、使用する機体の型式限定を取得する必要がありますが、この訓練を自費で行う事は現実的ではない(1500時間以上の飛行時間が必要で、3万/時間のセスナ172を使ったとしても4500万円掛かる。さらに型式限定の取得には定期運送で使われる機体を使用するため、これらの機体を保有する機関でなければ訓練が出来ない)ので、ほとんどの場合はどこかの航空会社に就職した後、自社養成と言われる会社が費用負担をする形での訓練で取得する事になります。 ①各航空会社の自社養成を使う方法 日本国内の大手航空会社の自社養成は、4年制大学卒業者を対象としており、競争率はどこも100倍以上の狭き門です。 基礎学力も問われますが、身体的能力(特に視力)や、英語能力(TOEIC700点程度)も重視されます。 金銭的負担は4年制大学を卒業するだけの費用が必要なだけですが、高い競争率を勝ち抜けるだけの学力が必要になります。 採用基準は各社で様々ですが、少なくとも偏差値60以下の学部から採用されたと言う例はあまり聞いたことがありません。 ②自衛隊を利用する方法 防衛大学は大学ですが、航空学生は学校では無いので大学卒ではありません。 これらの方法は基本的に軍属になる事を目指す方法ですので、最終的に民間のラインパイロットになる可能性はある物の、多くの場合はそのまま軍用機に乗ることになると思います。 私の友人も何人かこのルートを辿っていますが、自衛隊内部の競争率は非常に高く、操縦士になる可能性は100分の1くらいだなと言う印象です。 ただし、操縦士以外でも航空機に携わる部署は多くあり、これらを含めばほぼ全員が何らかの形で職に就いていると思います。 金銭的には最も少ない負担で、航空学生に至っては給料を貰いながら訓練する事が可能です。 学力的には偏差値50程度の一般的な学力があれば良いと思いますが、むしろ身体的能力や軍属特有の精神的資質が重視されるイメージがあります。 ③各種大学の操縦士養成コースを経る方法 ご質問にあった第一工業大学もその一つですが、このルートの場合、事実上、航空大学以外はほとんど可能性が無いと言えると思います。 自社養成を受ける場合、他の高偏差値大学卒業者と同じ土俵で戦う事になりますので、明らかに偏差値が低い第一工業卒と言う時点で、少なくとも入学時には学力が低かったと言う目で見られます。 もちろん、その後の4年間で実力を付けていれば、名前で門前払いされる様な事はありませんが、各大学の現状から見ると、少なくとも学部内で1位か2位の成績である必要はあると思います。 自社養成を受けない、もしくは選考に漏れたとしても、他の航空機使用事業に挑戦できる可能性はあると思います。 これらの使用事業は何も国内のみでは無く、海外で勤務する企業も多くありますので、やる気次第では必ず就職できると思います。 ただし、最終的にラインパイロットになれる可能性は非常に低く、100人に1人いるかどうかと言うレベルだと思います。 また大学にもよりますが、在学中に自費訓練を行う場合もあり、金銭的には3~7百万円の費用が掛かります。 ④自費で操縦士免許を取得する方法 多くの場合、訓練費用が安い海外でその国の事業用操縦士免許を取得します。その後、JCABの学科試験を受けて国内の免許に書き換えて、各航空機使用事業に就職し、キャリアを積んで最終的にラインパイロットを目指す方法です。 計器飛行証明を取るかどうか、どこの国で訓練するかによって費用は違いますが、1~2年間で5~10百万円の訓練費が必要になります。 日本人の感覚で言うと、航空機使用事業はレアな職業ですが、米国などでは極端な話、タクシーの運転手と変わらないほどありふれた職業で、日本語が話せる有資格者は、例えば観光事業などでは引く手あまたで、就職に困る事はまずないと思います。 ただし、最終的にラインパイロットになる可能性は極めて低く、1000分の1くらいなのではないかと思います。私の知る限り1人しか知りません。 貴方の人生に影響を与えかねないので、軽々しくは言えませんが、将来の世界的な操縦士不足が確実な現状では、国内では馬鹿にされる事の多い海外叩き上げの操縦士でも、海外生活の経験などを考えれば、今後優遇されるチャンスはあるのではないかと思います。 以上が、私の知り得る限りの情報です。 冒頭にも述べましたが、才能や現在の学力に捕らわれず、強い決意を持って弛まぬ努力を続ける事が重要だと思います。 頑張ってください!

  • 大学のパイロットコースって、どこも卒業までに2000万円くらい掛かるけど、親に出してもらえるのですか?

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