解決済み
いえ、まったく違います。 アメリカは、自治の意識が非常に高い国で、 各州で、まったく違う法律が適用されてたり、 市や町で、警察組織が別なんです。 ニューヨークには、NYPD (ニューヨーク・ポリス・デパートメント) ロサンゼルスには、LAPDと、 別個の警察があるんです。 もっと小さな町では、 町民が選挙で選んだ“保安官”が1人居て、 保安官が、町の規模や予算に応じて、 “保安官助手”を数名、雇って、警察を運営します。 警察組織が、自治体によってバラバラなんですよ。 だから、大昔は、 A町で銀行強盗しても、 隣のB町まで逃げちゃえば、 B町では、警察に捕まるコトもなく、 自由に過ごせちゃう…と言う事もありました。 でも、そんなコトじゃ、犯罪者天国になっちゃうんで、 「町とか、州とか、関係無く、アメリカ全土をカバーする、 警察組織が無くちゃダメだろ?」ってコトで、 FBI(連邦捜査局)が作られたんです。 なので、 町や市や州が、それぞれに持ってる“警察”と、 FBIとは、まったく別の組織なんですよ。 アメリカの、各地にある警察を、 地元の八百屋さんだとすると、 FBIは、AEONグループとか、 セブン&ホールディングスみたいなもんです。 似た業務をしてますが、まったく別会社。 だから、どっちの立場が上とか、決まってないので、 地元で起きた事件に、FBIが関わると、 地元警察と、FBIとで、ケンカになっちゃったり、 縄張り争いが起こったりしたので、 今は、トラブルが起こらないように、 どんな犯罪をFBIが担当するのか?が 法律で決まってるようです。 大ざっぱなトコロでは、 容疑者が2つ以上の州を逃げ回る場合とか、 誘拐犯とか、銀行強盗とかは、地元警察よりも FBIに捜査権がある…みたいですよ。 日本は、警察組織の構成が逆で、 日本全土を統括している、警察庁という組織があって、 その管理の下に、都道府県ごとの警察がある、と言う、 中央集権型のピラミッド組織になってます。 日本の警察のキャリアは、 将来、警察庁の偉いさんになって行くエリートで、 国家公務員上級試験という難しいテストを合格した ガリ勉くんですが、 ノン・キャリアは、警察の採用試験で合格した人で、 出世しても、署長止まりとか、 慣習的に、上限が決まってるようです。 ですから、日本警察の中では、 キャリアの方が、階級も立場も上、 ノン・キャリアは、立場は下になります。
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