解決済み
学力…というのはやや乱暴な定義かなと思います。 実際、学生時代は成績が悪かった人間でも、社労士試験に合格して社労士をやっている人は沢山います。 ただし、一般的な傾向として、社労士資格を持っている人は大学卒以上の方(かなりの割合で国公立・難関私大出身者)が多いです。理由は、社労士試験には未だに短大・専門学校卒以上の学歴要件が設定されているから。社労士試験を受ける方の9割程度は、学歴要件を受験資格としているはずですから。実務経験とか、行政書士試験合格者という身分から受験資格を得るのは大変なことです。姑息な技ではありますが、学歴要件を満たせない場合は産能大学短大の通信教育課程を受講して受験資格を得るなんているパターンもあります。 よって、社労士試験の受験生の核となる層として、①大卒以上(MARCHクラス以上を卒業している方々)、②一定の社会人経験を持っている方、③比較的頭の回転の早い20代後半~30代前半が中心、という傾向を持っています(それ以外の特徴を持つ方も勿論多いですが)。彼らと勝負をする為には、少なくとも10年分の過去問を丸暗記した上に、予備校の模試でコンスタントに択一式50点以上・偏差値62以上が取れることが要件となります(勿論それ以下でも合格する可能性は十分あります)。 偏差値62…大学入試の偏差値に置き換えれば分かりますが、大体文系学部で言うところのMARCHクラスの偏差値とほぼ重なります。100人で勝負したら上位10人以内に入ることが要件です。単純に学生時代の学力とは比較できませんが、イメージをして頂く材料としては良いたとえではないかと思います。 あと、得手不得手ですが、当然あるでしょう。法律を読むのが苦手な方は、本質的に社労士試験には合っていません。別の資格を目指された方が良いです。ただ、文系理系で得手不得手が分かれることはないようです。某予備校の人気講師S先生も、国立大学の理工学部を卒業しています(だから安全衛生法が得意です)。理系出身の社労士は意外と多く、主に安全衛生等の面で重宝されます。理系のアプローチからの法解釈も評価されるでしょう。健闘を祈ります。
なるほど:4
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