解決済み
博士課程後期の学生(理系)の方にお聞きしたいのですが、学費や生活費の一部を奨学金とアルバイトで工面している方のほうが多いですか?取り留めもない文章で申し訳ありませんが、読んでい ただけましたら幸いです。 学部までは父に学費出してもらい、生活費は全て奨学金とアルバイトでやりくりしていました。試験とレポートが多いし、研究室に入ったら実験にかかりきりなので、途中でバイト減らして奨学金増やしました。現時点で400万円以上の借金(奨学金)です。 今は修士の途中でいろいろ精神壊れて、休学中です。 ここから割と愚痴っぽくなってしまいます、すみません。 学部の最中に、父は私からの生活費援助のお願いが二カ月でも続くと「ここ二カ月こんな調子です。すぐに対策を考えなさい。」と言いました。やはりこれ以上は申し訳ないと思い、貸して頂くようお願いすると「貸金業はやってないので。」と嫌味付で援助してくれました。子供三人を大学に出してくれただけで本当に感謝ですが。 しかし私のこころ崩壊後、これからの生活費は博士課程後期も含めて出してくれると言ってくれました。その言葉だけでもすごく感謝してます。父は会社の上の役職なので、収入は多いです。しかし、三人兄弟の他二人は両方文系で、私と同じように生活費を自分で工面して就職まで漕ぎ着けました(ひとりは修士、ひとりは学士)。なので、この先、私だけ生活費出してもらうのは悪いという感覚が凄く強いです。しかも兄弟のうち一人は相当なエリート街道です。 いくら数年前とは状況が違う(兄弟とも就職済)とはいっても、そうやって私に生活費出してくれると言えるのは、生活費を自分でなんとかしてきた兄弟の苦労があったからで、それまでの二人の苦労の対価を搾取しているようにしか感じません。 本心としては博士課程後期(旧帝の)まで行って腕磨いて、数年間アメリカかイギリスでポスドク経験積んで、更新無しの研究職に就きたいです。でも、上記のような葛藤から諦めようかとも思っています。 今までの実験データ出てるので、立ち直れば修士卒までにファーストオーサーで論文一本(+セカンド一本)書けると思います。アクセプトされればの話ですが…。学会も同じテーマですがいくつか出てます。 博士課程後期にいくとすれば、採用されてもされなくても進学後にDC2(学振特別研究員)の応募をするつもりです。でも、採用される保証はないです。 博士課程後期の方で、DC採用でないけど生活費を全て自分でやりくりしている方は、どのようにされているのでしょうか。奨学金とアルバイトでしょうか? 奨学金をこれ以上借りると莫大なので流石に怖いです…。さらに、上記のような下らなくも払拭できない兄弟に関する葛藤から、親に博士課程後期の生活費はお願いするのは気が引けます。 将来のこととしては、 ①修士課程中退してどこでもいいから働かせてくれるところに入社して稼ぎ始める ②留年してでも修士号とって、どこでもいいから入社する ③博士課程後期に進んで、借金抱えながら博打のような研究人生に挑む この三つで迷ってます。どれも学歴と安定を持ち合わせた人生じゃないです。早くに夢持って受験勉強に全力かけれなかったので自業自得ですが。 要は、博士課程後期の進学者の方がお金どうしてるのかということと、どういう人生にしようかということで悩んでいます。 まとまりのない文章読んでくださり、ありがとうございます。 回答よろしくお願いします。
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高専の教員です。 院生時代の私とほぼ同じ心境ですね。 私はどちらかというと文系ですが、共感ついでに少し書かせて下さい。 一般人の感覚でいうと、大学に行かせて貰うだけでもありがたい話で、22歳で就職して親にかける負担を無くしたいものです。院に行くのは、ある種の親不孝というか、脛をかじらなければならない場面もあって、それが恥に感じられることも多いでしょう。24歳で未だ自分で稼ぐこともできないということが忸怩たる思いを強くさせることもあると思います。しかも、研究職に付くのは、理系でも相当に難しいので、将来不安が大きいはずです。精神を壊すのは、むしろ自然なことですね。薬を適宜飲みながら、治るのを待つしかないと思います(私の経験上…笑)。 ただ、私の知る限り、こうした一般的な感覚を持っている院生は、皆、脱落していきました。研究職についた者たちは、相当な資産家の子供ばかりで、どこか金銭感覚や将来展望が狂っていましたね(傲慢というか、楽観的過ぎるというか)。そうでなければ、うまく自分の心に折り合いをつけてやっていくしかないのです。 ご兄弟のことは、とりあえず考えない方向にして下さい。 私にも兄弟が居て、学卒でとっとと就職しました。彼は浪人した分、私より親に負担をかけたのですが、結局は博士課程まで行った私のほうがよっぽど負担をかけていて、少し後ろめたい思いもありました。が、兄弟は兄弟、自分は自分です。 世の中、兄弟のうち一方が優秀で、もう一方が不出来、なんてことはよくあるものです(不出来とは少し違いますが)。研究職に就ければ大出世ですので、私の父は「うちから学者が出るなら楽しみ」と言っていました。研究職以外の職に就いても良いと思います。大学院に行くのは、親としても少なからず将来不安を持つものですが、何とかどこかに職を得られれば、親を相当喜ばせられるだろう、などと私は思っていました。 >博士課程後期(旧帝の)まで行って腕磨いて、数年間アメリカかイギリスでポスドク経験積んで、更新無しの研究職に就きたいです。 高いご希望をお持ちですね。 一般に、更新なしの職に就けるのは、30歳を越えたあたりが普通でしょうから、それまでは何とか任期つきの職で食いつなぐという形になります(例外については後述)。それに耐えられる精神力は、質問者様にあるかどうか…精神を病んだところを見ますと、あまりお勧めできません。 理系の常識はよく知りませんが、修士を出るまでに業績が十分に溜まりそうなら、学振DC1を本気で狙って下さい。DC1がダメなら翌年DC2に出す。それもダメならまたDC2に出す。それもダメなら、研究職を諦めることを考えつつ、PDに出し、就職活動と博論執筆をする、という流れが普通でしょう。最近は、博士課程の院生の就職活動について案内する大学院もありますし、公務員試験や教員試験などは年齢に関係なくフェアな就職活動ができます。私は特別研究員に採択される前は、そうした公務員系の試験の勉強も少しずつしていました。 特別研究員は研究職への登竜門と言って良いので、採用されなければ諦めるというのも十分根拠ある論理だと思います。PDに初めて申請する機会まで含めれば4回はチャンスがあります。 そこまでは、お父様のバックアップを頼るしかないでしょう。親に頼らざるを得ないのはしかたないことですので諦めて下さい。私も、博士3年までは親を説得して、学費も生活費も出してもらう約束をしました。 DC採用がない人で、博士課程に居る場合、運が良ければ大学の非常勤講師の職を1つか2つ掛け持ちでこなし、そうでなければ家庭教師や塾講師のアルバイトでしょうね。留学経験があって外国語に堪能なら語学学校の講師なども良いでしょう。 >将来のこととしては、 ①~③の中なら、②か③でしょう。修士号はどこに就職するにしても意味のあるものです。 研究職に就きたいという希望を考慮して一番良い選択をするなら、”DCに通らなければ就職活動をするという感覚で、③”です。30歳前ならまだ潰しが効くでしょうし。 DCに通ることは、研究者になるために経歴上必要なステップと思います。これに通れば生活費も科研費もついて、調子が出ます。極論すれば、DCに通るか通らないかなんです。DCに通らないような人が、研究職に就ける可能性を模索するのは、まさに「博打」かもしれません。PDに通れば9割程度が常勤職に就きますので、確実な階段です。 と言いつつ、以上のことの例外を一つご紹介します。 私の勤め先のような、高専の場合、修士での採用も普通にあります。 大学に比べれば人気が落ちますので、公募を出してもそうそう良い方に来ていただけるとは限りません。特に、理工系の専門学科は、専門性を小さく限定して、合致する人材を求めますから、応募者数が限られます。倍率が下がるわけですね。 若くて活発そうな修士の人を任期つきで採って、任期が切れるまでに博士号を取ればそのまま終身雇用という場合が目立ちます。 博士課程に入ったら、博士号の取得を待たずに、どんどん高専の公募に出してみて下さい。学生の年齢層が低い研究機関なので、若い研究者にはぜひ来て欲しいと考えているはずです。 結構楽しいですよ。普通、個人研究室もつきます。悪くても2人部屋などの個室があるはずです。 あと、私は高専に居る関係上、他の理工系教員の科研費採択書類(DCやPDと大体同じ体裁の申請書類)なんかを見る機会もあります。私も科研は何度か代表者としての採択があるので、良ければ、DCの書類を見て差し上げても良いですよ…などと言ってしまうと、私が誰か分かってしまうので、少し気が引けますが…。
貸与型奨学金 給付型奨学金 アルバイト 授業料免除 民間や大学からの研究費 程度でしょうか。 たかだか数百万円の借金など、たいしたものではありません。
本心としては云々と書いておられますが。博士後期まで行ったとしても、少なくともアカデミアの研究者はやめておくのが賢明です。 書かれていることだけからの判断ですが、貴方の興味は自分のキャリアの、外形的な部分に関することのようです。研究そのものに対する情熱が見当たりません。研究は大好きだが自分にアカデミアの世界で生き残っていく才能があるかどうか心配だ、というなら悩む価値もありますが。 データは出ているとのことですが、修士の段階では上司に言われたことをやっているだけでも多少器用で運が良ければ出るものです。博士を出た暁には、遅くとも研究職についた暁には、自分自身で研究テーマをみつけていかねばなりません。 楽観性は研究者には必須の才能です。上手くいくかどうかわからない、何かブレイクスルー起こさなければ上手くいきそうにないことに挑戦するのが日常業務なのですから。悲観的な人はそれだけで精神を病みます。多分貴方もこの手合いかと思います。 なお、奨学金返済はそんなに恐れるほどのものではありません。並の稼ぎがあればどうにかなります。博士課程を出ても理工系なら企業の研究開発職の口があるし、よく就職がないと言われるバイオ系でも、理系で英語の論文読み書きできるくらいの頭脳があれば、弁理士とか医療機器の技術営業とか、それなりに稼げる仕事はあります。そもそも貴方の家の場合は、本人が返せないなら連帯保証人であろうお父さんが代わりに返すだけのことです。
国の奨学金じゃなくて、民間の給付型奨学金を探してみては? 月の額面が10万越えるような物もあるし額面が低いけど併用可能な物もあります。 取り敢えずググりましょう。
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