親が犯罪者です。（長文）

Question

親が犯罪者です。（長文）僕は大学生です。
逮捕歴があるのは父親です。僕が中一の時の冬（春になったばかりの頃かも知れません）朝学校に行こうと服を着替えているとき
私服の警察が５～６人きて父は連れて行かれ半年ぐらい父は帰った来ませんでした。
父は二年前に他界し、母にはどういうことか詳しく聞いたことがないので
なにをやってどういう罪になったのかは詳しく知りません。
ただ大きくはないですが新聞やＴＶでその事件は報道されたようです。

僕が知っていることは、父が貸金業をやっていて貸金業登録もしていたのですが、そこで集めた個人情報を大企業に売っていたことです。例えばある大手スーパーのレジのおばちゃん、もしくはその旦那に借金があるか、などです。
他にも右翼ややくざの名簿を警察に渡していました。
父が使っていたパソコンの横に極秘なんちゃら、と赤いスタンプが押してある紙がたくさん積んであったのを覚えています。
その頃ちょうど個人情報保護法が施行されるか、という時でした。

裁判の間、朝日か読売（どちらか忘れました、、＾＾；）の記者が毎晩うちに泊まり、国と戦うように父と母を説得していました。（前述の通り父がどういう罪に問われたのか知らないので何をどう戦おうとしていたのか僕は知りません。）
母はヤル気マンマンだったそうですが父が「もういい、、」というので結局あきらめたそうですが、今でも母は戦う気があるそうで、本を書くといきり立っています、、、＾＾；
長々と書いてしまいましたが、僕の記憶違いで事実と違う所もあると思います。

それで質問なんですが、やはり親が前科者だと就職や結婚に影響はあるのでしょうか？（特に就職）
今まで「オレがやったことじゃないから関係ない」と思っていましたが、そうもいかないよなと思いまして、、。
よろしくお願いします。

Answer 1

親に前科があると公言してしまえば
あなたをよく知らない人は
警戒して遠ざけようとするのが現実です。
親が死んだとか離婚したというものよりは特殊ですから
心ない人はおもしろがるでしょうね。

自分の個性や能力で評価される社会人になるまでは
あえて知られないようにするほうがいいでしょう。

一度お父さんが何をしたのか
きちんと調べてみたらいかがでしょう。
そして、客観的にお父さんのしたことを評価すれば
それに対する自分の立ち位置も定まるのではないでしょうか。

「いい父親だったけど法令順守の感覚は乏しかった」とか
「時代の変化についていけなかったんだな」とか

完全な善人も
完全な悪人もいません。
お父さんのいいところとわるいところを
大人としてきちんと評価して受け入れることは
大切なことだと思います。

時代によって法律は変化します。
近年騒がしい食品偽装表示の問題も
昔はどんな食品会社もやっていたことです。
「まだ食べれるのにもったいない」とか
「みんなやってるから」とかの理由が通用していたのです。
だからといってその人達が非道だったわけではありません。

大分県教員採用不正事件もそうです。
昔はみんな議員や有力者に口利きを依頼していました。
不正の感覚は皆無です。

時代が民主主義の実現のために
少しずつ公平さへ向かって努力している最中に
「昨日までは良かったけど今日からはだめ」ということにとまどって
時代に適応することが後れるとトラブルにまきこまれることになります。
お父さんの事件もそんなことだったのではないでしょうか。

将来もそういうことがあると思います。
たとえば交通法規。
人をはねて死なせたら業務上過失致死ですが、
飲酒運転で死なせても同じだとはおかしいといわれていますよね。
将来、飲酒運転で死なせたら殺人罪にすると法規が変わったら
法律の施行前と後では罪の重さが全く違うことになるということですよね。
昔はみんなお酒飲んだあとは自分で運転して帰ってた時代があるのにですよ。

「オレがやったことじゃないから関係ない」のではなく、
そこからどんなことを学ぶかが大切だと思います。
説教がましく書いてしまいましたが
私も身内に前科者がいますので
つい熱が入ってしまいました。

Answer 2

家族に犯罪者がいる苦悩ってなんか映画「手紙」みたいですね。
就職には警察官は３親等ぐらいまで調べられるのでなれません。
上場企業の会社役員・重要な責務をもつ仕事なんかも、会社で信用調査をするので無理だとおもいます。

結婚・恋愛は親が前科者っていうのは伏せておいたほうがいいとおもいます。

Answer 3

まったく関係ないです。

結婚は相手の家庭環境によっては差別がある可能性も否定できませんが、貴方自身が初めからそういう女性を選ばなければいいだけです。

就職にしてもよほどお堅い場所を選ばなければ家庭環境まで詮索しませんし、今時聞いたこともありませんよ。（戦前ならあったと思いますが）

私も「父親」「兄弟」に前科アリ、地方紙の新聞記事（三面）にデカデカ掲載されましたけど、至って普通に仕事も生活もしてますよ。

仮に誹謗中傷があったとしても気にせず放っておけば構いません。余程の暇人なんでしょう。

ただ貴方自身がこれからの人生の中で例え躓いたとしても「父親のせい」にしなければ良いと願うばかりです。

Answer 4

そうですね・・・。個人情報保護法の施行はたしか2003年ですから，早いものでもう5年前になりますね。

世間はいろんな人がいますし，他人のことを面白おかしく書きたてたり，言いてたりしてそれを食い物や飯の種にしている人たちもたくさんいますから，難しいかもしれませんが，極力あまりそういうものに振り回されないことです。結局はあなたのお父さんのことですから，あなたがあなたのお父さんとの関係の中で自分で「昇華」させるしかないのだと思います。お父さんという人間をどう理解し受け止めて再評価するのか，あるいはもう触れないでおくのかも含めて，あなたがお父さんとの関係をどう整理するかですよね。お母さんの怒りがあなたの価値観からして理解できるものなのかどうなのかもその中でカタが付いてくるのではないでしょうか。

いままであなたは関係ないといって目を背け背を向けてきたのかもしれませんが，親であり家族ですから，そのことと直面するのかを迫られているというところなのでしょう。。。。

就職や結婚に影響があるのかないのか・・・それは一概には言えません。そのお父さんのやったことの内容にもよる部分があるでしょうし，それ以上に，そういう世間の評価というのは，評価する側の世間の方の受け止め方によってもずいぶん違うものです。万引きや交通違反では，同じことをしても警察に突き出される人と突き出されない人がいるのと同様に，不倫をしても批難される人とむしろ「男の甲斐性だ」といって自慢してしまう人がいるのと同様に世間的な評価というのは非常にいい加減で感情的なものです。ですからそれに左右されて人生の先行きを悲観したり，姿勢を変えたりしていてはあなたの人生が「お父さんの影」に左右されてしまうことになります。ほじくり返せば人に進んで言いたくないことの一つや二つ誰でももっているものです。でもみんなそのことを直視していませんから，みんな他人の傷をあげつらって声高に指摘するくせに，自分の傷のことはすすんで言いませんから，余計スポットライトのあてられた傷ばかりが世間の注目を浴びてしまうというところもあります。

もちろんそういうものを気にする人もたくさんいます。それは仕方ないことです。世の中には「できるだけ傷物ではない虫のついていないまっすぐなきゅうり」を望む人がやはりどうしても多いのです。ですから就職でも結婚でもある程度のそういうものが障害となるような事態に出会うということはある程度覚悟しておく必要があると思います。でも実際の世の中は虫のついているきゅうりの方が無農薬であり，きゅうりは曲がっているのが普通という世間の真実の姿を知っている人もいます。そういう人は決して多くはないのかもしれませんが，そういう人たちは人間として本物です。そしてそういう人をきちんと見極められるのは皮肉なことにそういうふこうを背負っている人たちだということになります。そういう不幸を背負っていない人たちはより中野まっすぐなきゅうりだけを買い続けていてまったくその不自然さに気づかずにいるので，きれいごとだけで終わってしまい，世の中の本当の姿には気が付かずに終わってしまいます。

ですからそういう苦労を背負っている人ほど世間の本当の姿が見えるということになります。とても皮肉なことですが，人は苦労の数だけきれいな目で世間を見ることができ，きれいな人のこころを見抜く力を持つことができるような気がします。そういう人が付き合い人たちは見てくれではなく，本当に個人の本質をみて評価して付き合ってくれる人です。

人はだれでもその人なりの「交友範囲」「付き合い」｢社会」というものを持っています。上流社会っぽいひともいますし，仕事中心の人もいますし，血縁中心の人もいますし，交友関係の広い人も狭い人もいますし，遊び中心の人もいます・・・あなたはあなた自身，しっかり世間の噂に動じずにいきていく強い気持ちだけを持ち続けていればよいのであって，あなたには他の誰とも違うあなたなりの交友範囲・・というか｢社会」が築けるはずです。