経済学部や法学部で取得できるのは、社会科免許でしょう。 この社会科で教員採用試験に合格できるのは、なかなか大変なことですよ。 社会科免許所持者が膨大だからです。 つまり、競争が激しいのです。 同じように、国語と英語も、かなりの難関です。 現在、中学校教員採用試験において、現役大学生で合格可能科目は、理科と技術の二教科だけです。 こんなに厳しい状況なら、教育学部で小学校免許を取得する方が、先生になる早道でしょう。
そのようなことはありません。 一般の学部で教科に関連する科目を取り、同時に教職関連科目を取れば良いだけです。 「経済学部や法学部」だと、中学校の場合は社会科、高等学校の場合は公民科の免許を取得することになります。 教育学部(旧学芸学部)は小学校教員の養成が主たる目的です。
☆公立幼稚園・小学校・中学・高校の教員採用試験の合否は、 一次の筆記試験と、二次の面接で、決まります。 →そのため、 例えば、 ・偏差値が高い有名大学教育学部を卒業したAさんは、 試験の点数が悪く、あっけなく不合格。 ・有名大学の教職大学院を修了(卒業)したBさんは、 試験の点数が悪く、いとも簡単に不合格。 ・きいたことない無名短大を卒業したCさんは、 試験の点数が良かったので、すんなり合格。 20歳で、中学のクラス担任の先生になれました。 ・きいたことない無名大学の教育学部ではない学部を卒業したDさんは、 試験の点数が良かったので、すんなり合格。 22歳で、高校のクラス担任の先生になれました。 ・・・となる場合もあります。 ※公立学校の教員採用試験の場合、 学歴は、合否に関係ありませんし、有利・不利などもないので、 mysambo_standardさんの努力しだい、です。 ☆教育大や教育学部の場合は、 あくまでも、 「小学校免許を取得して、小学校の先生になる」ということを、 メインの目的にしている大学が多いです。 (例)文教大学教育学部社会専修の場合、 「小学校免許と中学社会免許の両方を、必ず取得しなければ、 大学を卒業させません」 ・・・となっています。 →なので、 例えば、 「社会(日本史・地理・世界史・現代社会)について、いろいろ学びたくて、 教育学部社会専攻に進学したのに、 なんで、 ・4分音符と8分音符と16分音符の違い、ピアノ演奏のやりかた ・玉止め、玉結び、まつり縫いなど、裁縫や、ミシンの使い方 ・アルコールランプの使い方、アルコールの補充のしかた ・水泳、鉄棒の逆上がり ・図工の作品制作 ・書写、書道、お習字 ・・・とかも、 やんなきゃいけないの? こんなの、社会教師には、全然関係ないし、 いらないじゃん!!! でも、こういった実技教科も、ちゃんと全部1通りきちんと勉強して、できるようにしておかないと、 小学校免許がとれなくなっちゃうから、 卒業できず、留年になっちゃうし・・・。 その代わり、 社会に関する授業は、 4年間の合計で、たったの12科目しかなくて、 基礎的なことだけ、1通りさらっとやってオシマイ。 こんなんで、いいの・・・? 少なすぎじゃない・・・? 「日本史・地理・世界史・現代社会について、いろいろたくさんいっぱい学べそう!」と、思って、 わざわざ、せっかく、教育学部社会専攻に進学したのに、 入学する前に想像してたのと、全然違った!!!!! こんな大学、来なきゃ良かったかな・・・」 ・・・と、 後悔することになってしまえば、 ものすごくもったいないので、 とりあえず、まずは、 いろんな大学のパンフレットを取り寄せて、 調べてみましょう。
中学校、高校の教員の免許さえ取れば教員になれる可能性は有ります。 しかし、教育学部では、教科教育のみならず教職の基本となる教育を受け、一般学部での教育実習より二倍近い(以上も。)実習をこなし、更に学級経営、学校経営に至るまでの教育を受けています。 さらにさらに、最近では三免といって、小学校1種、中学校1種、高校1種を持った学生が卒業しています。 経済学部や法学部なら、中学校1種、高校2種の二つがせいぜいでしょう。 さて、教育学部出身で学校経営までの専門教育を受けた三免持ちの学生と、それ以外の免許持ちの学生、あなたならどちらを採用しますか? 誰が考えても判るように、採用試験で教育学部出身者と競合すれば一般学部出身者には勝ち目がないということです。 採用試験で競合しなければ可能性はありますが、競合しない県教委を探せますか? なお、教育学部と書きましたが、教育学部の中には教員養成を行っていないところもあり、探すときには通称である教員養成学部か教員養成課程で探してください。
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