社会福祉法人は理屈的には資金ショートをおこすことにより倒産はありうることですが、それまでに指導監督庁が、経営者を呼んで、いろいろ事情を聴取したり、今後の経営の見込みを作成させたりしますが、それでもいよいよという場合は、資金繰りをなんとかできるような経営者に変える形で社会福祉法人の経営の安定を図るはずです(実際に資金ショートを起こしそうになった法人に関わったことがあり、都道府県や福祉医療機構となんどもやり取りした経験があります)。 社会福祉法人は、ハコモノの第1種社会福祉事業を行う目的で設立された法人がおおく、指導監督庁は、経営が破綻することによりそこで生活する入所者や入居者の生活基盤が脅かされる場合には、法人に立ち入って指導・監督することになっています。 社会福祉法人の経営は、先程もいいましたようにハコモノの経営が多く、定員の約7割の利用と適正なコスト管理ができれば、多くの場合は、一定の収支差額があげられるような収支の構造となっていますので、一定の入居者が確保できている法人であれば、ある意味、経営は安定してますが、介護保険制度が創設される前からある行政とともに地域の社会福祉をになってきたような法人とそれ以降に設立された法人とでは、経営上の体質に雲嶺の差がありますので、そういう意味では、ボーナスを出すこと自体、厳しい社会福祉法人も零細なところではあると思います。したがって社会福祉法人の経営のありかたとしては、一定の入居率をキープしつつ、厳格な勤怠管理の下、人件費をはじめとしたコスト面を管理し、少しでも多くの収支差額をだして、次なるハコモノを自前の資金で建設して、法人内にいくつもの施設種別を持って利用者を囲い込めるような法人を作ることだと思います。 そういう意味では、経営は安定はしていると言えるでしょうが、各法人によって体力にはかなり違いがあるでしょうし、そんなに多くのコストを人件費にかけると先ほどの目標の達成が遅れるので、ボーナスといっても半期で1ヶ月から2ヶ月分、もっと言えば10万円程度のところもあるかもしれません。 ただ、行政とともに福祉をになってきたような法人でも経営者の考え方で、そんなに人件費にコストをかけないような法人もあるので、社会福祉法人の人材採用活動は、常に行われているところも多く、出入りが激しいと言えるのではないでしょうか。色々な経験により、人材の採用のためのコストを広告媒体にかけるなら一層のこと、給与や福利厚生にコストをかけたほうがよいと経営的に判断されるところもあるようです。一言で社会福祉法人といっても、私が知っているだけで、年間収入が6千万程度のところもあれば、年間収入が30億程度あるとこもあるわけで、これを一括りにして語ることができるかということになります。
なるほど:4
社会福祉法人はたくさん預託金がありますし、国からも補助金がでる。これからは高齢者も多くて需要があるので倒産は、国からの補助金が打ち切られたらあるでしょう。 国の政策が変わらない限り安定した昇給、ボーナスを得ることができると思います。
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