解決済み
私は、慶應義塾大学経済学部を数年前に卒業した卒業生です。私は中国地方の公立校を卒業して慶應義塾に来ました。お答えします。 【質問1:就職に成功しているのは内部生で、失敗しているのは外部生か?】 →そういった傾向は確かに存在します。しかしながら就職で内部生優位の傾向は慶應に限らず、付属の高校を抱えている全大学に当てはまる(慶應、早稲田、ICU、明治、中央、同支社、関大、など)と思います。その理由は下記のように考えられます。 理由:《内部生は大学で顔が広いので就職活動の情報が集まりやすいから》 大学は自分から動かなければ友人関係を構築するのは高校に比べて多少なりとも困難な環境であると思います。高校は毎日ホームルームがあり、週に5日は同じメンバーと授業を受けるので、性格が暗い人間でも勝手に仲良くなることができます。その一方で、大学は人間関係に関して消極的すぎると、大学ですれ違っても、[最近どう?]などの当たり障りのない言葉をかわす関係を構築することですら困難が伴うと思います。内部生は多くが中学校、高校から進学しており、大学入学時点ですでに人間関係が出来上がっているので、若干暗い人間や、多少性格に難ありなどの人間でも、それなりの数の知り合いがいます。そのため、就職活動の面接で[○○株式会社の面接ではここをみているらしい]といった重要な情報が勝手に入ってきます。現代の就職活動は情報戦です。そのため、より知り合いが多い内部生の方が重要な情報にアクセスしやすい分、多少有利であると考えられます。それを知ったうえで先生はそのようなことをおっしゃっているのではないでしょうか? 慶應に限らずなのですが、生まれてからずっと地方で育ってきた学生の中には都会にでてきて都会の洗練されている空気感や、入学式の時のキラキラ感にビビッて戦意喪失してしまうような人も多少なりともいたりします。その一方で 内部生は基本的に大学のキャンパスからほど近い場所で慣れ親しんだ生活を高校から送っているので、今までと同じようにうまく要領よくみんなで協力し合って、大学の単位を取り、遊びも就職活動も要領よくおこない、卒業していきます。これは付属の高校を抱えている大学すべてにあてはまると思います。 →だからといって、付属高校をかかえていない大学に慶應合格しておきながら行くのがいいとは思いません。就職活動なら慶應の方がだいぶ有利だと思うからです。 «結論»就職活動に成功した人の割合は、内部生外部生ともにあまり変わらない。逆にしくじった人の割合は多少外部生がおおいかもしれない。ただ、本人次第。 【質問2慶應の実績は内部生の実績か?】 →これに関してはなんとも言えません。一般的な傾向ですが、 慶應の内部生は[日系大手企業には非常に強いが上の上の企業体には多少弱い]傾向がある。それは、上の上の企業体では、面接は言わずもがな、筆記試験や英語のスコアも非常に重視されるからです。そのため、大学入試を経ていない内部生は筆記試験で多少ハンデを負うからだと考えられます。その一方で、外部生よりもコミュニケーションにたけていたり、社会人の先輩から就職活動に関する情報を得やすい内部生は、筆記試験が簡単な傾向がある日系大手企業には外部生並みに強いです。 →[外部生はまんべんなく強い、ただ失敗する人の割合は多少内部生より多い] 外部生は大学受験を経ているので、就職活動の筆記試験は非常に強いです。私は大学からMARCH以上の大学に進学した人で、筆記試験に苦労している人を知りません。さらには、上の上の企業体(外資系コンサルティング、外資金融、日銀や日本政策投資銀行などの政府系機関、国家公務員総合職など)に内定するのは多くが外部生であり、就職活動で内部生以上に内定を獲得する学生は非常に多いです。 その一方で、大学で孤立して就職活動に失敗する人も少なからずいます。確かに失敗する割合は内部生よりは外部生の方が多いです。しかしながら、それは皆に当てはまるわけではなく、 ①大学で友達ができずに定期試験の過去問が手に入らずに何回も留年した結果企業の評価が落ちる ②友達が全然いないので就職活動をそもそも何やっていいかさえも理解していない このように自助努力で回避できる要因によるものが多く、外部生だから一概に不利なんてことは全くないと思います。 «結論»あまり関係ないと考えてOK。本人次第です →その人本人の戦闘能力は明らかに外部生の方が平均値とったら上。内部生はみんなで協力し合って、就職活動を乗り越えていく。ほとんどの外部生は内部生外部生問わず協力し合うが、中には友達ができずに就職活動の波に乗り遅れる外部生もいる。 [内部生]概ね安定している [外部生]大成功する人から、しくじる人までぶれが激しい 【質問3:コネがある内部生が有利なように考えているが実際どうなのか?】 大手銀行、総合商社、マスコミ、有名メーカーなどの誰もが知っている大企業にほぼ顔パスレベルで入社できてしまう慶大生は、はっきり言ってよほどの有名企業や有名芸能人、有名な政治家のご子息レベルじゃないといないと思います。そういった人の割合が慶應は高いのは間違いないですが、そういった人がうじゃうじゃいるなんてことは決してないです。そんな人が内定枠を多少埋めたところで、全体の選考にはほとんど関係ありません。 【質問4前期で落ちたら、早稲田大学に進学するか、旧帝大の後期を受けて進学することを勧めるがどうすればいいか?】 →上記の理由により、内部生が就職活動でババ引く人が少ないのはどこの大学も基本的に同じなので、自分の行きたい大学を受ければいいと思います。私の個人的な意見では、旧帝大下位に行くなら、慶應に行ったほうがいいと思います。 追記:私の高校でもそうだったのですが、進路指導の先生は、地方の高校だと特に、国立大学に行け!現役で入れるところにとにかく行けと主張する傾向にあります。そのため、小論文という多少特殊な入試の形態をとっている慶應よりも、スタンダードに英国社で受験できる早稲田を勧めることによって、【質問者様が合格しやすくなる→自分の評価があがる】そのためにとやかく先生は言っているだけにしか見えません。(別に早稲田を批判しているわけではない)単純に就職活動だったら慶應の方が早稲田よりは内部生外部生ともに強い傾向にあると思います。 [先生が早稲田をすすめる理由の推測] 1:いまから25年くらい前までは早稲田の方が難易度が上であったので、その時のイメージでものを語っている。 2:早稲田の方が地方出身者が多いので(全体の50%、慶應は70%が関東地方出身者)なじみやすいという事もわかって言っている。 【質問5公認会計士を受験する人は多いか?】 →多いです。特に経済学部&商学部に多い。学部によって公認会計士試験合格後の有利さはほぼ変わらない。商学部や経済学部は授業内容が会計士試験の内容と一部かぶっているので、興味を持って目指し始める人が多いのだと思います。 会計士を目指す慶大生の数 商>経済>>>法>>文>>>>>>>>理工、SFC、医、薬、看護 特に商学部は授業の内容と公認会計士試験の勉強内容がかなり合致しているので、授業にほぼ出なくても、直前にノートをもらって数時間読んだり、究極の話を言えばまったく授業でずに、ぶっつけ本番でテスト受けても単位がきたりする授業が結構あったりします。そうやって浮いた時間を難関の会計士試験の勉強にあて、在学中に合格してく人も数多くいます。 非常に長文になりましたが、ぜひご参考ください。
なるほど:9
内部のほうがジアタマやコミュ力に優れます。 ただ、慶應文系は東大並で完全に一橋よりいいです。 地方では家計もあるしで国立受験が喜ばれますが、今は科目数は全然学格と関係ないです。たくさんの強者と勝負、 一橋は受験者は少ないです 就職 東大・慶應 一橋早稲田政経 早稲田京大
なるほど:8
その教師は慶應の方なんでしょうか。 自分は慶應の理系学部で文系のことはサークルで話を聞く限りですが、内部と外部に差はないですよ。 というかそもそも普通にしていれば、所謂良い企業には大体入れます。 就職を考えているなら尚更早稲田を選ぶ理由が分からない。慶應の方が率は高いし、OBとのネットワークを考えても断然慶應有利。 まして地方の旧帝大にまで行くことは考えられません。旧帝大の文系が強いのはその地域だけですよ。
なるほど:4
メガバンク就職くらいならば慶大でまともならほとんど全員内定をもらえるイメージです(就職サイトにあるように一学部からメガバンだけで入社数50人を超えるわけですからね) 実際役員の高校とかみると結構大学入試組が多いですし あと銀行はSPIと成績を重視するのでますます外部生は強いでしょう 一方、商社やマスコミ、外資銀行等の派手な会社は内部外部関係なくコネ持ちの人がそもそも多いですよね(筑駒から三菱商事経由の後藤田正純とか) まとめると、銀行やメーカーへの就職は外部のが評価され、商社外資マスコミは内部外部関係なくコネ持ちが強いため比較的コネ持ちの多い内部生の方が多いのではないでしょうか ちなみに会計士を目指すなら2年目までに出来れば論文まで、最低でも短答式試験に合格すれば、三年から人気ゼミに入り追加でTOEIC満点くらいあれば旧帝大や慶應の学歴ならもはやマッキンゼーも余裕ですよ 東大なら上記に会計士合格なし(東大、人気ゼミ、英語堪能、まともな見た目)で入れますがそこはしょうがない 慶大商学部がなぜ会計士数日本一になっているのかは分かりませんが(大学のサイトには会計研究所があるからみたいに書いてるが学生には関係ないでしょうし)少なくとも会計士を目指す仲間は多そうだしいいんじゃないですか?
なるほど:2
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