解決済み
歯科医療ご関係者の方、教えてください。CAD/CAM冠のメーカーと商品名で、ノリタケの刀がありますが、このブロックの材質は何でしょうか?技工所に勤めておりますが、硬質レジンという人とハイブリットレジンという人がいます。メーカーカタログには、フィラーはアルミナとガラスしか書かれておりません。ある歯科医が刀を取り上げた文献には、コンポジットレジンと書かれておりました。どれが正しいのでしょうか?刀は保険適用されており、保険適用の条件はハイブリットレジンであることいった情報もあり、それからすると、ハイブリットレジンであり、フィラーとしてセラミックスが刀にも入っているということでしょうか?
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‘‘カタナ‘‘とはクラレノリタケ社のcad/camシステムの商品名です。詳しく言えばスキャナーは3shapeであったり加工機はローランドなので純正という訳ではなく供給してもらっている感じですね。松風(s-wave)なんかもそうです。シロナのセレックやアマンギルバッハのセラミルなんかは自社製なので純正と言えます。 保険適用cad/cam冠の材質は「ハイブリッドセラミックブロック」です。レジンにガラス粒子を混合させたものです。硬質レジンではありません。硬質レジンは分かり易く言えば‘‘プラスチックのようなもの‘‘です。硬質レジンにもフィラーを微粒子化して色調、強度とも向上させていますが含有度がハイブリッドセラミックよりも低く、構造自体も単純なので保険に適した素材です。それに比べハイブリッドセラミックはフィラーを高密度に超微粒子化し、更にモノマーを緻密に均一化させる事で強度を確保しメタルフリーによる修復物を可能としています。しかも削り出すという加工方法なので、切削バーの磨耗による機械的なエラー以外は、ほぼ安定した技工物の製作が可能です。つまり術者の経験度や熟練度があまり必要とされません。 フィラーとは「シリカ」の事です。セラミックやジルコニアの粒子もシリカに当てはまります。色調や強度の向上などフィラー(シリカ)による恩恵はレジンという歯科材料にかなり重要な要素として重宝されていると思います。おなじクラレノリタケから「エステニアC&B」というハイブリッドセラミックが商品化されていますが、これはシリンジに入っている餅状のペーストタイプで最終的に加熱重合が必要な既存の商品で保険適用外です。クラレノリタケの保険適用のハイブリッドセラミックcad/cam冠名は「アベンシアブロック」です。基本的な組成は上記のとおりで、更に付け加える特徴としてcad/cam冠そのもがブロック状に圧縮されて製造されているので強度はシリンジタイプよりも強いです。これはどのメーカーでも同じ事が言えます。
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