iso9001,iso14001取得って看板ですか isoの審査員っただれでもなれるですか。 うちの会社はiso90…

Question

iso9001,iso14001取得って看板ですか
isoの審査員っただれでもなれるですか。
うちの会社はiso9001,14001を取得していますが、はっきり言って。経営者がそんな無駄なするなとはっきり言い切っています。対外的にisoを取得しておかないと、仕事が無いということで、高い金をつぎ込んで、数年前に取得しました。毎年、維持審査、3年ごとの更新審査を切り抜けていますが、はっきり言って、経営者の考え方が業務ではやるなとなっていおり、品質記録などほとんど無いのが現状です。isoの審査員は節穴でしょうか。毎年、どこを見て合格にしているのでしょう。審査手数料20万円を毎年、もらうために、審査「合格」にしているとしか思えません。
isoって何ですか、取得ってお金で買うのでしょうか。国際規格って何でしょう。こんな企業ばかりでは無いと思いますが、あまりにもいい加減だと思います。こんな会社でも簡単に合格にしてしまう審査員って、おいしい職業ですょね。

Answer 1

現実には、審査員のレベルにも認証機関のレベルにもバラツキがあります。雲泥の差があるといっていいです。
いま貴社を担当している審査員のレベルが低いのならチェンジしてもらえばいいですし、全ての審査員が低レベルなら認証機関を移転すればいいです。
ちなみに、ISO認証を取得したからといって、製品の品質が上がるわけでも苦情が減るわけでも法令違反がなくなるわけでもありません。ISO規格にそんな効能はないからですし、ISO認証制度にそういう意図はないからです。
また、実務に不要な「ISOの文書や記録」を作る必要もありません。「ISOの文書や記録」を作らないと審査に受からないというのは、勘違いや誤解です。実務だけをマジメにやっていれば認証維持できます。
審査員が「ISOの文書や記録」を求めるとすれば、それはその審査員が無能だからです。マトモな審査員なら、実務の観察や調査を通じて規格適合性を判断することができます。つまり、そういう審査員を揃えた認証機関に移転すればいいのです。

Answer 2

ISO9001は品質マネジメントシステム。ISOは環境マネジメントシステム。マネジメントシステムというのは仕事の手順をつくり、PDCAサイクルをまわします。ルールをつくり、そのルール通りしているかどうかをCHECK（監査）します。
内部での監査もあり、外部での監査もあり、体外的にもシステムを構築していることが客観的に証明されることになります。

無駄なことはひとつもありません。ISOを取得するために無駄なことをしていると感じている場合は、ISOの理解不足でしょう。

対外的にISOが必要というのは、あまり良くない傾向ですが、一時期それで認証企業が増えました。しかし不景気になり、下請けの仕事がなくなるととたんにISOの取得をやめる会社が増えました。

しかし、今では、本当の意味で自分たちのサービスと顧客満足を結びつけて、そのための管理の仕組みをきちんと構築し、点検し、不備があれば改善するというのを仕組みとして行うことができるとして、高いお金を払っても、認証取得しているところもあります。特にサービス業が増えていますね。建築や製造業は減っています。トータルで微減です。

審査手数料20万円というのは、安いです。審査する項目が少ないということなのかもわかりませんが、審査機関や審査員によってはいい加減なところもありますので、これはダメだと思ったら、すぐ審査機関を変えたり、苦情を言うといいと思います。

審査員は所定の講習と試験に合格すれば、誰でもなれます。

ただ、審査機関に所属して、実際の会社の審査をさせてもらえるかどうかは、審査会社の基準によります。

私の所属する審査会社では、いくら審査員資格を持っていても、その分野に関係する十分な知識や経験、または今でもそこで働けるぐらいの能力と、資格を持っていないとその分野は審査できないことになっています。

一方、違う審査会社を面接したことがありますが、そこでは「あなたに経験がなくても自動車製造や、建築現場も見てもらうけど、それでもできますか？」と聞かれるだけです。私はお断りしました。結構大手の審査機関です。

ISOはツールです。本当の価値を知ってきちんと使えば最強の組織改善と顧客満足に結びつきます。

失礼ではありますがISOでは経営者を重視しています。
おそらく経営者がそういう考えである以上、そこではISOは根付かないと思います。

せめて、いいコンサルタント、審査員、審査機関に出会えるといいですね。