これは採用の仕組みを中途半端に理解している人が多いとこう言う事になります。 と言うのも、教員の世界ではコネと人脈だけで教員として勤務する事が可能だからです。 これを中途半端に解釈して変な方向に使うと今回のようなケースになります。 まず教員には教員採用試験に合格した教諭と、教員採用試験には合格していないけど勤務している講師が存在しています。 教諭の方はコネは関係ないですし、人脈や口利きはダメです。 逆に講師はコネや人脈などを活用する事が有る意味では認められています。 そもそも講師って言うのはどうやって発生するのかって言う事ですが、講師は本来の教諭が何らかの理由で欠員になった場合に発生します。 例えば教員の死亡、入院、失踪、急な退職などです。 この状態で採用試験を実施したりしていると、採用まで1ヶ月かかったとしたら、そのクラスは1ヶ月間担任不在か授業なしかって言う話になって来ます。 そもそも1ヶ月で採用試験が終われるかも微妙です。 こうなってしまうと児童生徒が困ります。 なのでこう言う急な欠員の場合は、免許を持っていて今すぐ勤務可能な人を一刻も早くどんな方法でも良いので見つける必要が有ります。 まず考えるのが、自治体で講師登録している名簿の人に片っ端から電話すると言う方法ですが、無職で生活している人がそこまで多い訳では無いのである程度時間はかかります。 偶然その学校に前年度に定年退職した教員が居たとか、昨年度に教育実習に来て免許を持っている事が確実だと分かっている人にも学校側などから連絡が入ります。 それでもダメなら後は可能性の有りそうな人達にひたすら連絡です。 と言うわけで、講師だったら校長と友達だったり、色々な人脈があったりするとなれる確率が高まります。 ただし、それで長く勤務できてしまうと真面目に採用試験を受けている人が報われないので、法令でこう言う採用は雇用期間は6ヶ月までと決まってます。 ただしそれとは別に、契約の更新は1回まで出来ると言う規定もあります。 このため最大12ヶ月まで勤務する事は一応OKとなっています。 それより長いとダメです。 講師の人は契約期間が終了したら退職になります。 なので例えば何回か学校などから「知り合いに教員免許持って勤務可能な人が居ませんか?」って連絡を貰っていたりすると、制度をしっかりと理解していないと「お願いすれば教員になれるんじゃ?」って解釈されたりします。 ちなみに田舎になればなるほど教員免許保持者の確保が難しいため、講師の探索も色々連絡が回ります。 大都市になると直ぐに勤務可能な人は比較的簡単に見つかったりもしますが、地方になるとその辺の絡みもあって色々な変な動きをする人が居るのも事実です。 とりあえずはそんな感じの背景も絡んでいるとは思っておいて下さいね。
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