簡単にいわれても困ります。大きな意味の推理力と、小さな意味の推理力とがありますから。 まず大きな意味の推理力。これは、職業人なら誰もが持つものです。 たとえば車が故障したとき、修理をする人は、「こういう状態なら、ここが悪いのでは?」と推理します。 この推理力は、その仕事への熱意、知識、経験などによって育まれます。 貴方(小学生の中高学年の男子と思われます……軽く推理してみましたが)の聞きたいのは、 おそらく小さな意味の、「名探偵コナン」や「金田一少年」のようなほうでしょう? これは答えるのが難しいですねぇ。 「シャーロック・ホームズ」の「緋色の研究」という話の冒頭に、ホームズがどうやって探偵になったかが書かれています。 ただあくまで、これは「小説(コミック、ドラマ)=おはなし」の世界に過ぎません。 本当にあった話ですが、ある警察署の幹部が、「推理力を上げるために、推理小説を読むように」と部下にいったところ、 部下は「現実の捜査はあんな(おはなしのような)ものではない」と怒ったといいます。 ここでは推理小説(など)が「いいか悪いか」という話はしませんが、「おはなし」はどうしても盛り上げないといけないので、 現実の事件では絶対に起こらないようなことを書かなければなりません(たとえば今日まで日本の電車内で殺人事件が 発生したのは、覚醒剤を打った人がわけのわからぬままに起こした1件だけです)。 推理小説やコミックのような推理力と、現実の犯罪捜査に必要な推理力とは、似たようでまったく異なるもの。 一種の、複雑な「なぞなぞゲーム」だと知っておくべきです。 ですから、別に推理力がなくても、楽しめればいいんですよ! おっと脱線しました。 もし現実の犯罪で推理をしたいのなら、心理学、犯罪学、刑法、検死、さらに最低限の科学知識をもつべきです。 無論、先に出した仕事への熱意、知識、経験も必要です。 そして必要なのは、人間の観察です。ウソをつくとき、人間は、つい自分の気付かない癖が出るそうですから (野球の盗塁王になったある選手は、相手ピッチャーが牽制するかしないかの癖を見破っていました)。 最後に「常識」でしょう。推理小説などでは「起こらないことが起こさなければ謎」になりませんが、 現実では「起こったことA、B、C……とが複雑に絡み合って、謎になる」ということです。 それを正確に判断し、合理的に解いていくのは、「常識」なんですね。
なるほど:4
疑問を解決しようとする気持ちが大切だと思います。 普段から、様々なことに対して「なぜ?」と問いかけてみる。その過程で推理力はつくと思います。 広く、浅い知識も役立つことでしょう。えり好みせずに本を読むのがいいかと。私の場合、かなり偏ってますが・・・。
なるほど:1
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