将来美容師になろうと思っているのですが

Question

将来美容師になろうと思っているのですがル トーア東亜美容専門学校 や高津はすごく
厳しいと聞きます。
どれくらい厳しいのでしょうか？
ネットで調べたらすごく厳しく軍隊みたいでした！
今の学校の様子を知ってる方がいたら
教えてください。
お願いします！

Answer 1

月刊ヘアモ－ド(＝美容業界誌)の読者です。

一言でいえば、常識的な人なら普通に感じるレベルです。裏返すと、非常識な人、ヤンキ－な人にとっては厳しく感じるという事です。

たとえば、会社でしたら、出勤して、業務開始5分前には、仕事が始められる状態でなくてはなりません。同じようにル・ト－アや高津では、授業開始5分前には、授業がスタ－トできる状態にしなくてはいけないという事です。

また、ス－パ－マ－ケット(ライフやサミットなど)なら、金髪やピアスしている店員はいません。同じように、かかとを踏んだ靴を履いている店員はいません。スラックスのポケットに手を突っ込んでいる店員はいません。お客様から反発されるからです。ル・ト－アや高津でもこの点は同じということです。

また、会社同士なら、たとえ相手がいやな会社であっても、その会社と取引しなければ、材料が手配できないことはよくあります。その場合「あそこはいやだ」と言ってられません。相手がいやな会社であっても、頭を下げて「よろしくお願いします」と取引しなければ、仕事になりません。同じようにル・ト－アや高津では、相手にお願いするときは(たとえいやな相手でも)、お願いするように教えられますし、お願いした相手が目的を果たしてくれたら、ありがとうとお礼をいうように教えられます。「あいつは気に食わないからはずそう」という態度は戒められるのです。

また、進学高校なら、勉強の予習復習は当たり前のことですし、わからなければわかるまで先生に尋ねるものです。ル・ト－アや高津でもこれが同じということです。

さらに、美容の場合でも、基礎が非常に大切です。たとえばカットする時でも、毛束の角度を、正しく90°、75°、60°、45°に持ち出せるかなどが重要です。
仮に90°に持ち出してカットしなければならない場合、92°～88°に持ち出しカットしても「見た目ごまかし」が効いてしまいますし、国家試験には合格できるかもしれないけど、将来一流の美容室で働く場合、その違いが出ます。デザインの細かいアレンジができないのです。ル・ト－アや高津の場合、この辺まで考えて授業が行われますので、正しく角度が持ち出せるように徹底的に訓練されます。それだから、青山や代官山あたりの美容室には、ル・ト－アや高津の卒業生が多いのです。

だからといって、一流ブランドショップのように、お客様それぞれの好みや「この人がいう“派手”とは、明るめの色のこと」とかいう嗜好や傾向までつかめと、高津はいってるわけではありません。銀座の一流ホステスの接遇のように、「今世界の動きはどうなっているか、重役のお客様が来たとき話が合わせられるように勉強しておけ」というレベルを、ル・ト－アや高津が要求している訳ではありません。

あくまで社会の常識水準の行動を求めているので、普通の人ならどうってことないといえます。このあたりは、東日本の国際文化理容美容専門学校や国際理容美容専門学校とも同じ方針です。

蛇足を言えば、ベルエポックやモ－ド学園などは、上記の事柄が「非常にユルイ！」のです。だからヤンキ－タイプやチャライ人に人気があるのです。