サッカーの審判をしています。 サッカーのジャッジに関して思う所を書きます。 前提として、AIがいつ人間と同等の水準に達するかでしょう。 正確性のみならず、人間の持ついい加減な部分も含めて、です。 今のコンピューターと最高精度のカメラでサッカーをジャッジした場合、 ファウルとフリーキックばかりのゲームになるでしょう。 サッカーでは「今日の審判、笛吹きすぎ」と批判されることがありますが、 ファウルを正確に採り過ぎてゲームの流れを切ってしまうジャッジもまた、いいジャッジとはされません。 また同じ程度のファウル(厳密に言えば)を、ファウルにする審判としない審判がいます。 野球でも、「今日のストライクゾーンは広い(狭い)」などと言います。 それがゲームを通じて、大会を通じて、一貫していれば、 それは下手なジャッジとはされません。 選手はゲームの最初の段階で、今日の審判がどこまでファウルを採るか、を見極めます。審判も最初の段階で「このレベルはファウルにするよ」というのを実際のジャッジを通じて暗黙裡に選手に伝えます。 また、アドバンテージの問題もあります。 つまり、ルールブックをそのまま実行するジャッジでは、それは良くないジャッジとなります。 そこを選手も主審を信頼することで、サッカーのゲームコントロールは成立します。 人間の持つファジイな一面を機能として持つこと、 選手から信頼される人間らしい面があること、 この二点が満たされれば、すぐにでも使えると思います。 私はテストをしてみることは悪いことだとは思いません。 その繰り返しで、より期待値に近いものが生まれると思います。
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