消防吏員はどの消防署でも救助隊や特別救助隊、はたまた高度救助隊へは行けるのでしょうか？

Question

消防吏員はどの消防署でも救助隊や特別救助隊、はたまた高度救助隊へは行けるのでしょうか？ルートがはっきりわかっていないのでどなたか教えてください

Answer 1

救助隊は全国の消防にありますが、特別救助隊は人口10万人以上の地域やそれと同等の規模の地域を管轄する消防が設置基準です。さらに中核市やそれと同等規模の地域を管轄する消防なら特別救助隊のうち一隊を高度救助隊とするとされています。さらに政令指定都市と東京消防庁なら特別救助隊のうち一隊を救助の最高峰の特別高度救助隊とするとされています。

つまり、管轄人口が多いほど装備が多くなり、より高度な救助隊が設置されています。

そのために高度救助隊や特別救助隊はどこの消防本部にもある訳ではありません。
しかし、装備等には多少の差がありますが、結局は名前の違いであり災害現場では同じ活動をします。また、高度救助隊でなくともそれと同等の装備を保有する本部もありますので。

救助隊への道は消防本部によって様々です。

厳しい選抜試験や研修がある場所もあれば、辞令一枚や本人の希望、上司の推薦等でなれる消防本部もあります。あとは消防学校や救助大会の成績で選考という場所もあります。また、地方の消防で人員がいない場所は救助隊（レスキュー隊）の設置せずに消防隊や救急隊など他の業務と兼任してて救助事案の時には救助隊として活動する場所もあります。

東京消防庁の場合は一年以上のポンプ隊（消防隊）での経験した上で特別救助隊の選抜試験に合格する必要があります。毎年300名以上の近く受験者の中から体力、面接、筆記で4～50人に絞り込みます。
この後に特別救助技術研修を耐えたものに特別救助隊の資格が与えれますが、特別救助隊に欠員が出るまで他の部署で予備隊員として過ごし、必ず特別救助隊に配属になれる保証はありません。

東京の流れは東京消防庁採用合格→消防学校→ポンプ隊（消防隊）として１年以上の経験→特別救助隊（レスキュー隊）の選抜試験合格→特別救助技術研修→特別救助隊予備隊員→特別救助隊→ハイパーレスキュー（特別高度救助隊）です。