解決済み
司法試験予備校の伊藤塾のパンフレット読んでいたら、「3年あれば誰でも司法試験に合格できる」と書いてありました。これを真に受けていいのでしょうか?それとも、そういう人もあるけど、極々一部の人だと思う方が現実的でしょうか? 後者と解釈するなら、上記文言をパンフレットに掲載するのは受験生を集まるためという商売上の理由からでしょうか?
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司法試験合格には予備試験ルートとロースクールルートがありますので、分けて考えます。 予備試験ルートは勉強始めて1年後でも受験できます。そこで合格して、翌年、司法試験を受験したら3年どころか約2年で合格できます。しかし、予備試験の合格率は4パーセントです。予備試験合格後の司法試験の合格率は60パーセント後半ですので、予備試験さえ合格すれば高確率で合格できます。しかし、やはり予備試験は厳しいですね。2年間勉強して予備試験受けるとすると、予備試験二回目ですので、二回目での合格率を単純に合格率4パーセントに二回目以内に受かる確率として計算しても、約7.8パーセントです。そして、8パーセントの68パーセントが司法試験に合格するので、予備試験ルートで3年以内に合格するので可能性は約5.3パーセントです。 ロースクールルートで行くと、未修だと3年になってしまうので、既習で行く必要があります。ロースクールは軒並み定員割れなので、ロースクールを選ばなければ、大抵進学できるでしょう。ロースクール卒業生の司法試験合格率は20パーセントなので、確率的には20パーセントくらいの確率で司法試験に合格できます。ただし、既習で入るためには勉強しますので、3年以内という条件を満たさない可能性がありますし、ロースクールによっては、合格率が20パーセントに達していないので、注意が必要です。 以上より、数字的に見て、商売目的の文句と考えて良いでしょう。
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