解決済み
内部監査室室長を拝命しました。 40代前半の男性です。 10数年間の経理経験に、総務人事とJ-SOX・投資関係の仕事も3年程の経験があります。このたび、経理部から内部監査室の室長への異動辞令を受けました。 会社は全国展開している上場企業で、内部監査室の人員は私を入れて1~2名です。 世間的に内部監査の仕事はこれから、どんな感じになるのでしょうか? あまりに先細りならば、いろいろと考えたいと思います。 個人的には、以前は閑職や定年間際の方の指定席と言った感があった様ですが、これからは東芝の1件やコーポレートガバナンスコードの導入等で熱くなりそうな感じはしますが… ざっくばらんなご意見をお願いします。 本気で考えているので、冷やかしは止めて下さい。 宜しくお願いします。
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世界展開している、内部監査の厳しい会社に勤務している者です。 以前であれば、「閑職や定年間際の方の指定席」で勤まったように思いますが、エンロンやSOX以降の監査部門はホットコーナーですね。特に会社の規模が大きくなるほど、急角度でコンプライアンスの証明要求が増えますので、かなりの覚悟が会社側に必要になり、それを具申する責任が監査部門に発生すると思っています。 私の会社であれば、以前から作られた仕組みは盤石だったと思っています。独立採算性が徹底してしており、赤字になりそうであればそれこそ鉛筆一本まで切り詰めて利益を出す社風が徹底していました。監査の土台となる要件も、契約書から現場での導入まできっちリと管理され、無駄なく機能していました。 これを潰したのがSOX対応です。 例えば、以前であれば、「直ちに対応する」となっていた管理要件が、SOX対応での基準が必要になったため、「3日以内に対応する」となりました。この基準であっても、これが通常の監査であればサンプル的に調査するので、発見事項はまず見つかりません。コストインパクトは監査対応費用だけです。 ところが、ご存知のようにSOXは保証を求めるものであり、かつ監査法人としてもメンツがかかるため、1000件あれば1000件を調査しようとします。その作業は監査法人の売上にも貢献するため、彼らの要求は量的・質的にどんどんエスカレートします。その結果、このコントロールは実質的にオンラインシステムを要求するようなことになり、(その予算も誰も確保しないので)現場はワークの1/3をこうしたエビデンス整備の手作業に充てているという状態になってしまいました。これは確実に会社の推進力を落していますが、監査法人はコンサルですらないので、発見事項を書くだけです。机上の改善提案すらしません。ましてや「オンラインシステム導入の是非検討」「監査要件自体の妥当性の見直し」「この監査自体の異常性」などに踏み込むことはありません。 それもこれも、当初の導入時に監査部門や対応役員がきちんと初期設計できなかったためと思っています。 監査を過去に戻せ、と主張する意図はありません。ただ、企業の内部処理がコンピュータ導入で大きく変わったのと同じ変革が現在要求されており、そこに対してミニマム要件を提示できるのは監査部門だけなのですよね。そこをリードいただくと御社の競争力は上がると思いますし、逆に油断すると我社のようになってしまう恐れがあると感じましたので、書かせていただきました。 私がもしお立場なら、「戦う監査室長」になりますw 事情も知らない中で、長文乱文、失礼いたしました。
なるほど:3
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