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なぜ教員の部活による強制サービス残業がここまで問題になっているのか?

なぜ教員の部活による強制サービス残業がここまで問題になっているのか?教員というと日教組=労働に対する権利意識が非常に高いと思っていたのですが、なぜこんなにも教員の部活によるサービス残業が問題になっているのでしょうか?確かに日教組の組織率は落ちてきたとはいえ、日教組全盛期からバリバリ教員の部活サービス残業、担当強制はありましたよね? 確かに、知り合いの新米教員などに話を聞くと、彼、彼女らは部活に相当な意義を見出している。学習に匹敵するほど、部活というのは中学生には必要なものなのだと。それは日本の官憲(警察官、検察官)が「秩序維持」にとてつもない強迫観念をもっているのと同じように思えました。 恐らく、学校に配属されてから、管理側(校長や教頭)にも強く指導されるのだろう。また、あれだけの強迫観念は教員養成課程での相当な刷り込みや洗脳があるのではないかと思わされた(@茨城県)。 繰り返しになりますが、本来権利意識の高い教員がなぜ意に沿わない部活出勤、サービス部活に甘んじてきたのか?よく分からない。 教員たちが、出世という飴に負けて、管理側に従ってきた結果なのでしょうか? なぜ日教組は団結してサービス残業の撲滅に動かなかったのでしょうか? ご教授くださいませm(__)m

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回答(6件)

  • ベストアンサー

    今と昔の組合員の姿勢が変わったからでしょうね。 昔の組合員の主張していた労働の権利は、とちらかと言うと私利私欲ではなく、弱い立場の教員(例えば妊娠中の女性教員)を守っていました。当人たちは、他人の権利を主張しながら、自分たちはサービス残業をやりまくりでした。ですので、部活動ができる立場の人たちは組合員でも積極的に取り組んでいましたし、逆に、組合員以外の部活動がやりにくい立場の職員を守ってきました。ですので、部活動顧問問題は組合目線ではほぼなかったと思います。 今の組合員は、組合に加入している者の権利しか主張しません。また、組合員は、特権階級のように部活動を持たなくよい権利が裏で認められています。ですから、部活動顧問問題は、組合にとってはどうでもいいことなんですよ。自分たちに関係ないから問題にしない、その程度です。 部活動を持つ教員が出世目的だというのは、間違いです。最終的にまったく持ち手のいない部を持つのは、管理職志望の教員だというのは確かに言えますがね。 持ち手がいないから廃部にしたくないというのが正しいでしょうね。

  • 日教組に電話して聞けばいいだろう

  • 諸説あるとは思いますが、保護者が求めるものの違いや大会や発表の場が増えてきたこと、管理体制を厳しく言われるようになったこと、暗黙のルールとして目をつぶってやって来たことができなくなったこと などなど 昔とはずいぶん変わってきたからだと思います。組合がどーの というのは感じないですよ。

  • 日教組が全盛の時代、つまり、教職調整手当が決まっていった時代には、教職員の平均残業時間が月平均8時間という調査結果が出ています。したがって、その時代(昔)は、そもそもそれほど部活動をやっていなかったのです。また、部活動も、簡単に今日は休み!と、教師の気分でやることができ、つまり、本来の趣旨に則って、教師の自己啓発活動に近い物でした。児童生徒も、それほど多くは部活動に入らず、多くは帰宅部でした。それほど強制力もなかった時代です。 また、その時代は、移動手段がそれほどない時代でもあり、教員は学校のすぐ近くに住み、通勤には時間をかけないのが普通でした。つまり学校の異動が生活の本拠地から近くだったのです。また、生徒指導、生活指導についても、教員の言うことが素直に通った時代でした。つまり、余計な拘束時間がなかったのです。教員の仕事自体が今と比較にならないほど、あえて言えば楽だったのです。だからこそ日教組活動ができたとも言えます。 時代が移り変わり、部活動が社会体育に移行した頃、家庭も変化していきました。子どもが、親が、教師の言うことを素直に受け止めなくなっていったのです。つまり、指導が通らなくなりました。この時代、青春ドラマが流行りました。荒れた児童生徒を、スポーツで更生させるのです。ドラマのようにいつも、うまくいくはずがありませんが、この時代教師になった人は、一定のスポ根の影響を受けているはずです。この頃から、部活動により人間教育を行うことが考えられ、部活動が学校教育に帰ってきました。そして、次第に、部活動による教育が盛んになっていきました。特に荒れの激しい中学校を中心として、中学高校において、部活動で生徒指導を行う体制が造られていったのです。今にして思えば、発達的な特性を持ったお子さんたちが学習で対応できないのを、運動面でいわば認知トレーニングを行っていたのかもしれません。 そして、次第に、学校での教師の労働時間が長くなっていきました。交通手段の発達により、会議が20km遠方であっても、時には100km異動して日帰りの会議が行われるようになり、通勤時間も1時間程度は当たり前になりました。また、通信手段の発達により、教育委員会経由での調査等の事務処理が大幅に増えました。同時に、放課後に家庭訪問を積極的に行うなど、積極的生徒指導が推奨されるようになりました。また、従来は、教育方法については、各個人の教師に任されていた部分が大きかったのですが、授業の内容から、発問、指示まで、全て決められ、それが確実に行われているかどうかの調査が始まりました。さらに、食育、性教育、国際理解教育、命を大切にする教育、人権教育、税金教育、などなど、様々な教育が学校に導入され、全てに綿密な計画を立てて、実行しなければならなくなってきました。今や、教師は、計画に従って、授業を実行する存在、しかも大変な作業量をこなす時代になってきたのです。あまり創意工夫はいりませんが。 注意すべきは、現在の月平均残業時間が50時間、多い人で80時間超えになったのは、少しずつそうなってきたのであって、あるとき突然増えたわけではないということです。以前は月平均8時間、それから1年に1時間ずつ増えていき、30年たったら、いつの間にか大変なことになっていたのです。 教師は権利意識は大変低いです。つまり、サラリーマンになりたくてなった教員はあんまりいないからです。子どものため働くことに使命感を持ち、努力を惜しまないことを宣誓し、教職についたのです。子どものためならば、部活もしますし、放課後の家庭訪問もしますし、不登校の子の家に夜間行って学習を見るなんてことも私はやっていましたよ。 労働時間が知らないうちに次第に増えていったのと、日教組の組織率が減少し、今や珍しい存在になった(そして今や学校に1人も日教組がいない、なんてことがざらにある。)のは関係が大いにあります。要するに、拘束時間が長すぎて、組合活動なんてやってられません。逆に言うと、暇があるから日教組活動をしているのです。 ちなみに、管理職になりたい人の大きな理由の一つは、部活動がいやだから、というのがあります。年をとって、子どもと一緒に動けなくなった人は、管理職になるしかありません。また、部活動をやったからといって、昇進できるわけではありません。学校教育において、特に教科学習などで功績があった人が昇進します。部活が好きな人は、社会教育指導主事経由で昇進する人が多いですが、大変な道なので、(つまり、平日は事務所勤務、土日は成人スポーツ振興をする。)あんまり、数がいません。もっともそういう人は、大変な目にあっているので、人間ができている人が多いですので現場は歓迎しますが。 そして、今、日教組はかつてのイデオロギー主張をやめました。赤だの保守だのいっても誰も関心を持たないのです。関心があるのは、労働条件改善のみ、従って今の日教組の活動は、団体交渉のみと言っても良いと思います。例えば、賃金カットを食い止めるため、また、時間外労働を強制しないように、部活動の規定(週に3日以内の活動、大会参加は、指定した物だけにするなど)を守るように、運動をしているのです。ただし、部活動に加熱する教員はだいたい日教組ではありませんが。

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